【2026年8月24日】商品CFDマーケット・イベント解説

潤沢な天然ガス在庫環境が続くか

注目ポイント

8月27日に米エネルギー情報局(EIA)が、8月21日時点の天然ガス週間在庫統計を発表します。在庫の「積み増しペース」と「水準」の二点が注目されます。今年の天然ガス相場は、夏の発電用需要の拡大にもかかわらず低迷が続いていますが、その一因に潤沢な在庫環境があります。このため、高在庫環境が維持されるのか、修正の兆候が見られるのかは、天然ガス相場の下落余地を占う上で重要な指標になります。

前週の8月14日時点の統計では、天然ガス在庫は前週比160億立方フィート増の3兆1,690億立方フィートとなりました。在庫積み増しペースは鈍化したものの、過去4週間平均では、週280億立方フィートのペースで在庫が積み増されています。概ね平年並みの在庫積み増しペースです。この時期に在庫の取り崩しがみられるとサプライズ感から安値修正が進みやすくなりますが、季節トレンドに沿う形で在庫の積み増しが続くと、上値の重さが維持されやすくなります。

一方、8月14日時点の在庫は、前年比0.9%減、5年平均比6.2%増となっています。在庫がひっぱく化しているわけではなく、逆に余剰感が強い状況にあります。過去5年レンジ(2兆5,960億~3兆3,240億立方フィート)の上限に近い水準が続いています。こうした高在庫環境は短期間に解消される見通しにありません。

2026年8月23日作成

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