CFDとは

CFDの基礎知識

まずは、CFDの基礎知識について見ていきましょう。

CFDとは差金決済取引のこと

CFDは”Contract For Difference”の頭文字で、「差金決済取引」のことを指します。
現物の受け渡しをせずに、売買した時の差額のみのやり取りをする取引をするため、「差金決済取引」と呼ばれています。

CFDの仕組み

レバレッジとは

レバレッジとは、てこの原理のことで、少ない資金(証拠金)で大きな金額の取引ができる仕組みのことを示しています。CFDではレバレッジをかけることができます。例えば最大レバレッジが10倍であれば、10万円の証拠金で100万円分のポジションを売買することができます。そのため、手持ちの資金を最大限に活かし、資金効率の良い投資をすることができます。ただし、高い倍率の取引を行うと、損失も大きくなり、ロスカットが発生する可能性があるため注意も必要です。

実際の倍率は、商品によって最大レバレッジが異なるのが一般的です。なお、LINE CFDの最大レバレッジは、以下の通りです。

  • 株価指数:10倍
  • 商品:20倍
  • 個別株(米国株):5倍
レバレッジ取引とは

 CFDの種類(取引所CFDと店頭CFD)

CFDには大きく分けて、取引所CFDと店頭CFDがあります。 取引所CFDとは、取引所で売買されているCFDのことです。
取引所CFDは日経平均株価やNYダウ平均、ナスダック100指数など世界の株価指数や金や原油のETFなど様々な商品が取引されており、投資家の売買注文は証券会社を介して取引所に出されます。

これに対して店頭CFDは、投資家と証券会社が1対1の取引をする商品です。これを相対取引といいます。

投資家目線で見ると使い勝手に大きな違いはありませんが、店頭CFDのほうが証券会社の特色が出やすく、証券会社によっては多彩な商品がラインナップされています。

取引所CFD
店頭CFD

CFDで取引できるもの

CFDは、世界中の様々な金融商品への投資が可能です。代表的なものだと日経平均やNYダウなどの株価指数や原油、金(ゴールド)といった商品、そしてドル/円やユーロ/ドルなどの為替が挙げられます。

証券会社によっては個別株や暗号資産のCFDを取り扱っていることもあります。参照原資産( CFDの価格を決める際に参照する資産のこと。例えば「日本225」のCFD価格は日経225先物を参照する)によっては最小投資金額が大きくなるようなものであっても、CFDであれば少額からでも取引ができるため、投資のすそ野を広げられることはCFDのメリットといえます。

LINE CFDでは、58銘柄を取り扱っています。詳細は「取扱い銘柄一覧」をご覧ください。

FXもCFDも差金決済取引

先ほどCFDで取引できるものとしてドル/円やユーロ/ドルなどの「為替」を挙げました。これは通貨ペアを参照原資産とする取引で、いわゆるFX(外国為替証拠金取引)のことです。

法的な分類は異なりますが、実はFXも差金決済取引で、CFDと類似する点があります。FXのポジションを建てても実際に外貨をやり取りすることはありません。

CFDがおすすめな人

CFD取引は以下のような人におすすめです。

CFDがおすすめな人①少額から投資を始めたい人
CFDがおすすめな人②株やFX以外にも、さまざまなものに投資してみたい人
CFDがおすすめな人③仕事が終わった後など、株式市場が閉まっている時間帯に投資をしたい人

CFDのメリット

CFDはとてもメリットが多く、そのことが人気の理由となっています。ここではCFDの6つのメリットを投資家目線で紹介します。

メリット① 金融市場のあらゆるものに投資できる

CFDはすそ野が広い商品であり、新しい商品が開発・リリースされ続けています。CFD口座を持っておけば株価指数や商品など幅広い投資の選択肢が得られます。

メリット② 少額からでも本格的な投資ができる

レバレッジの仕組みを活用すると、少額からであっても本格的な投資ができます。例えばレバレッジ10倍であれば、数十万円の手元資金であっても数百万円規模の投資ができるようになります。

メリット③ 取引時間が長い

多くの証券会社では、銘柄によっては平日のほぼ24時間取引が可能になっています。

株式市場が閉まっている時間帯に大きな出来事があっても次に市場がオープンするまで相場に反映されませんが、CFDであれば即座に反映するため、取引のチャンスが拡大します。

メリット④ 投資コストが安い

多くの証券会社ではCFDの取引手数料が無料です。スプレッドや調整額などが実質的なコストとなりますが、それでも大きな負担にはなりにくいため、その分投資のリターンが得られます。

メリット⑤ 売りからでも同条件でエントリーできる

CFDは、買いと売りそれぞれのトレードの条件が基本的には同じです。FXの取引と似た感覚と考えれば分かりやすでしょう。

そのため、売りからもエントリーすることが可能です。

メリット⑥ 下落相場でも利益が狙える

買いと売りが同条件のCFDでは、下落相場であっても利益を狙いやすいメリットがあります。買いからのエントリーだけを狙うのと比べれば、売りからのエントリーでも値幅獲得を期待でき、活発にトレードをする投資家ほどCFDのメリットは大きくなります。

CFDのデメリット、リスク

メリットが多くある方で、CFDにはデメリットやリスクもあります。実際にCFD取引を始める前に、デメリットやリスクについてもしっかりと理解しておきましょう。

デメリット、リスク① ロスカットがある

レバレッジをかけられることはCFDのメリットですが、保有しているポジションの含み損が拡大して証拠金が足りなくなると、ロスカットされる可能性があります。これはお客様の保護を目的としており、大きな損失を防ぐための仕組みです。 

現物取引であればどれだけ含み損が大きくなっても塩漬けにして持ち続けることもできますが、CFDの場合は証拠金維持率が下がりすぎると強制的に反対売買によるロスカットが発動される可能性があります。

そのため、証拠金維持率が低くなりすぎないようにする資金管理が求められます。

デメリット、リスク② 価格変動リスク

どのCFDであっても参照原資産の価格は常に変動しています。そのため、ポジションを建てた方向とは逆に価格が動いてしまうこともあります。価格が逆行すると含み損が発生し、その状態で決済をすると損失が確定します。

損失の確定を避けるあまりに含み損の拡大を放置すると、前項で解説したようにロスカットによって確定損失が大きくなってしまうリスクがあります。

デメリット、リスク③ レバレッジリスク

少ない資金で大きな取引ができるレバレッジの仕組みはCFDのメリットですが、その反面、価格の逆行が進むとレバレッジをかけた分、より損失が大きくなるリスクがあります。

最悪の場合は預け入れている証拠金残高よりも大きな損失が発生する可能性があることは、十分理解しておく必要があります。

デメリット、リスク④ 調整額によってマイナスが発生することがある

CFDでは参照原資産の種類によって、保有しているポジションに対して調整額のやり取りが行われます。

CFDの種類やポジションの種類(売りもしくは買い)によっては調整額の支払いが発生することがあるため、長期的にポジションを保有するとマイナスが大きくなります。FXのマイナススワップに似た概念であるといえます。

まとめ

少額からでも本格的な投資が可能であることや取引時間が長いことなど、CFDにはとても多くのメリットがあります。CFD口座を持つことにより、投資家の選択肢はより広くなるでしょう。

ただし、その一方で強制ロスカットの可能性や、レバレッジのかけ方によってはハイリスクの投資になるなどの、デメリットやリスクについても十分な理解が必要です。

こうした部分をしっかり理解して資金管理やリスクヘッジをすれば、CFD投資による資産運用の道も開けてくるかもしれません。

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