
天然ガス在庫、余剰感への反応
注目ポイント
6月25日に米エネルギー情報局(EIA)が、6月19日時点の天然ガス週間在庫統計を発表します。在庫の「積み増しペース」と「水準」の二点が注目される環境が続きます。
前週の6月12日時点の統計では、全米天然ガス在庫は前週比730億立方フィート増の2兆7,590億立方フィートとなりました。季節トレンドを若干上回るペースで在庫積み増しが行われています。過去4週間平均では週920億立方フィートのペースで在庫積み増しが続いていますが、1,000億立方フィートを上回るような大きな在庫積み増しがみられると、調整売りが膨らみやすくなります。逆に700億立方フィート前後の積み増しにとどまると、下値不安が後退します。
一方、6月12日時点の在庫は、前年比1.0%減、5年平均比5.8%増となっています。19日時点での5年平均は2兆6,830億立方フィートのため、前週の2兆7,590億立方フィートからさらに在庫積み増しが進めば、在庫そのものの余剰感は維持される見通しです。空調用エネルギー需要に影響を及ぼす気温動向が重視されがちですが、在庫要因の上値圧迫がみられるか否かは、天然ガス相場の短期トレンドの強度を占う上でも重要な指標になりそうです。
2026年6月20日作成
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