
バンク・オブ・アメリカ、4~6月期は27%増益
株式トレーディング収入が急増
ノースカロライナ州シャーロットに本社を置くバンク・オブ・アメリカは、米国のグローバル総合金融グループである。1904年設立のバンク・オブ・イタリーを母体とし、2008年のメリルリンチ買収などを経て投資銀行や資産管理事業を拡大してきた。現在は個人向け金融から商業銀行業務まで幅広く手掛け、米国で約6600万の顧客基盤を持つほか世界35カ国で事業を展開している。
26年4〜6月期決算は、事業会社の売上高にあたる純営業収益が前年同期比15%増の315億5800万ドルとなり、市場予想を上回った。株式トレーディング収入の急増や純金利収入の伸びが寄与し、純利益は全部門で2桁増益となり27%増の90億ドルとなった。調整後の1株利益(EPS、NonGAAP)は1.21ドルで市場予想を上回った。アラスター・ボースウィック最高財務責任者(CFO)は、26年12月期の純金利収入(NII)見通しについて従来予想の上限である前期比8%増が達成可能だと表明した。 市場予想を上回る決算を受け、株価は7月14日の決算発表以降1.5%あまり上昇している。

スペースXのIPO、株式相場の乱高下で米大手銀は未曽有の好決算
米国・イスラエルによるイランへの攻撃をきっかけとした株式相場の乱高下に加え、イーロン・マスク氏が率いるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)のIPO(新規株式公開)が米大手銀に未曽有の好決算をもたらした。JPモルガン・チェースは26年4~6月期の純利益が41%増の211億ドルだった。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は「これ以上ないほど良い状態にかなり近づいている」と語った。シティーグループの純利益は45%増の58億ドル、ウェルズ・ファーゴは7%増の52億ドルとなった。モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスを含む大手6行の純利益の合計は41%増の546億ドルと過去最高を更新した。今後はアンソロピックやオープンAIといったAI(人工知能)企業もIPOを検討しており米大手銀の収益には追い風が続きそうだ。
2026年7月21日作成
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