連載コラム


第4回(最終回)
この記事を読むとわかること
- 自信が100%なくても再開していい理由
- 恐怖心をゼロにする「リハビリ・トレード」のやり方
- 一目でわかる!リハビリトレードの「合格チェックリスト」
- 息の長いトレーダーとして、相場とマイペースに付き合い続けるための最終アドバイス
今回のテーマ
全4回にわたってお届けしてきた『FXのリセット術』も、いよいよ最終回です。
ここまで「相場を休む大切さ」「敗因の分析」「大負けしない盾(リスク管理)」について解説してきました。
最終回のテーマは、「安全に、確実に次の一歩を踏み出すためのアクションプラン」です。
もし「まだ取引に戻る自信が100%ない」という時は、焦らずに以下のステップを試してみてください。
1.「100%の自信」を待つ必要はない
新しいことを始めるときや、一度失敗したことに再挑戦するとき、「完璧な自信がつくまで待とう」と考えがちです。
しかし、投資の世界において、最初から100%の自信を持って再開できる人はほとんどいません。
自信とは、机の上で考えているだけでは生まれず、「小さな成功体験の積み重ね」によって後からついてくるものだからです。
リスクを最小限に抑えて成功体験を積む手法。それが、「リハビリ・トレード」です。
2.リハビリは「通常の10分の1の規模」から始めてみる
リハビリ・トレードの鉄則は、「勝っても負けても、感情がピクリとも動かないくらい小さな金額で取引する」ことです。
例えば、以前に1万通貨(1ロット)で取引していたのであれば、まずはその10分の1である「1,000通貨(0.1ロット)」、あるいはもっと小さな単位から再開してみましょう。
「そんなに少額じゃ、勝っても大して儲からないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、今回の目的は「トレードで利益を出すこと」ではありません。目的は、「前回身につけた『盾(リスク管理)』が、実際の相場でちゃんと機能するかをテストすること」です。
わずかな金額であれば、万が一予測が外れて損切りになっても、資金にも心にもダメージはほぼゼロです。
「ルール通りに損切りができた」という事実そのものが、投資家にとっての確固たる成功体験になります。
3.リハビリ期間中の「合格ライン」とは?
リハビリ・トレードを行う期間は、時間なら「2週間〜1ヶ月」、回数なら「5回〜10回程度」を目安にしてみてください。
この期間中、利益の額は一切気にする必要はありません。以下のチェックリストをクリアできたら、リハビリは「大成功」です。
【リハビリ・トレードの合格チェック】
□ 取引ボタンを押す前に、損切り(逆指値)の位置を決めたか
□ 1回の取引の損失が、総資金の2%以内に収まっているか
□ 予測が外れたとき、システムが自動で損切りしてくれた(または自分でルール通り損切りできた)か
このチェックがすべて埋まる頃には、取引に対する「正体のわからない恐怖心」は消え去り、「自分のルールで相場をコントロールできている」という確固たる自信が戻っているはずです。
4.おわりに:自分のペースで、息の長いトレーダーへ
全4回を通してお伝えしたかったのは、「負けないトレーダーはいない。しかし、良いトレーダーは負け方と休み方が上手い」ということです。
損失は、より洗練された強い投資家になるために必要なプロセスと言えます。
一度立ち止まり、冷静に準備を整えたトレーダーのアドバンテージは、以前よりも確実に大きくなっています。
相場はいつでもそこにあります。焦らず、最適なタイミングを待ちましょう。
まずは今日のチャートを、ポジションを持たずにただ眺めてみることからはじめてみませんか?
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