連載コラム


第1回
この記事を読むとわかること
- 損失を出したあとに「相場から離れる」のは、優秀なリスク管理。
- 焦って取引すると「リベンジ・トレード」で傷口を広げる危険がある。
- チャンスは明日も巡ってくる。まずは頭を冷やすことが最優先。
はじめに
FXで成果を出し続けているトレーダーに共通しているのは、「勝つ技術」以上に「相場と長く付き合う技術」に優れている点です。本連載(全4回)では、取引がうまくいかない時や調子を崩した時に、一度立ち止まって態勢を整え直すための「FXのリセット術」を分かりやすく解説していきます。
第1回のテーマは、プロも実践する「あえて休むことの価値」です。
1.「休むこと」が感情的なリベンジトレードを防ぐ
大きな損失が出た直後や調子が悪い時、多くのトレーダーは「一刻も早くこのマイナスを取り戻したい」という本能的な欲求に駆られます。
投資において最も避けたいのが、この焦りから生まれる「リベンジ・トレード(感情的な取引)」です。
感情が不安定な状態では、以下のような致命的なミスが格段に起こりやすくなります。
- 根拠が曖昧なまま、ギャンブル的にエントリーしてしまう
- 「きっと戻るはず」と根拠のない期待をして、損切りを先延ばしにする
調子が悪い時に一度相場と距離を置くことは、こうした感情的なトレードによる「二次災害(不要な損失)」から自分の資産を守るための、極めて強固な防衛策なのです。
2.上手いトレーダーほど「上手に休む」
マーケットの最前線で活躍するプロのトレーダーたちも、365日休まずに取引し続けているわけではありません。連敗が続いたり、自分の得意な相場環境が崩れたりした時は、パソコンを閉じ、しばらく相場から離れることがあります。
彼らは「勝てない時期に無理に戦わず、資金とメンタルを温存する重要性」を誰よりも知っているからです。「何もしない時間を作る」というのは、長く生き残る投資家にとって必須の戦略スキルと言えます。
3.充電期間を経て、次のチャンスへ備える
「休んでいる間にチャンスを逃してしまうのではないか」と焦る必要はありません。市場は明日も、来週も、来年も、形を変えてそこにあり続けます。
まずは、一度フラットな状態(冷静なメンタル)を取り戻すことを最優先にしましょう。
感情に振り回されない落ち着いた状態こそが、次のチャンスを正確に捉えるための最大の武器になります。心と頭が十分にリフレッシュできたら、少しずつ「次の準備」を始めていきましょう。
次回予告
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