【26年5月29日】LINE FX週間レポート(豪ドル、南アランド)

ZAR、原油下落なら10円も視野に

  • 豪ドル、四半期GDPに注目
  • NZドル、次回会合での利上げ観測が浮上
  • ZAR、原油下落なら10円も視野に

予想レンジ

AUD/JPYAUD/JPYZAR/JPY ZAR/JPY
112.00-115.00円9.60-10.00円

6月1日週の展望

 豪ドルはやや上値の重い展開となりそうだ。27日の4月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びに留まったことで、21日に発表された弱い4月雇用統計と合わせ、金利先物市場では豪準備銀行(RBA、中央銀行)の年内利上げ確率が低下。5月中旬にはあと1回の利上げが見込まれるも、足元では1回弱とやや後退している。そうした中、6月3日の1-3月期国内総生産(GDP)に注目。前回を下回る伸びに留まるようだと、豪ドルは売り材料視され、特に対NZドルで上値の重い展開を迫られるかもしれない。6月4日にブロックRBA総裁の議会証言が予定されており、足元での物価や景気動向についてどのような見解を示すか確認したい。

 隣国のニュージーランド(NZ)では、27日にNZ準備銀行(RBNZ、中央銀行)が政策金利の2.25%据え置きを決定したが、利上げと据え置きが3対3で分かれた(結局、総裁の決裁権で据え置き決定)ほか、ブレマンRBNZ総裁が会見で「全員が利上げに同意、違いはタイミングだけ」などと発言したことで、次回7月理事会での利上げ期待が高まった。豪ドル/NZドルは27日朝に約13年ぶりに1.2288NZドルまで上昇したが、これを受けてNZドル買いが強まると一日で約200ポイントの大幅下落となった。日足チャート上では日足一目均衡表の雲上限付近で一旦下げ止まっているが、来週は1.21NZドル台前半に切りあがる雲上限を巡る攻防の行方にも注目したい。対円では2月に付けた年初来高値94.98円を見据えた動きも予想される。

 南アフリカ・ランド(ZAR)は強含みの展開が見込まれる。28日にアクシオスが「米イランの合意が成立したものの、トランプ米大統領の最終承認が必要」と報じたことで、和平進展期待から原油価格が下落すると、石油を輸入に頼る南アにとって追い風になるとの見方から買いが入り、一時9.82円まで上昇した。なお、28日に南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)は市場予想通り0.25%の利上げを実施したが、声明では原油価格の高止まりを背景に今後2年間の成長率予想を引き下げている。また、検討した3つのシナリオはいずれも追加利上げを示唆しており、回数は条件によるが1回から2回、最悪の場合は3回の利上げを見込んでいることが明らかとなった。米・イラン情勢が鎮静化して原油価格が低下する場合、南アにとって利上げの回数を減少させる側面もあり、成長期待からランドには追い風となることが予想される。対円では2015年7月以来となる10.00円台乗せを視野に入れた動きとなる可能性もあるだろう。


5月25日週の回顧

 豪ドルは弱含み。弱い豪インフレ指標に加え、RBNZのタカ派的声明を受けて、対NZドルで売りが強まると、対ドルでも0.71ドル付近まで下落。対円では中東情勢に対する不透明感から日経平均が下げ幅を拡大したことも重しとなり、113円台前半まで売られた。

 ZARは強含み。本邦株安を受けて下押すも一時的となり、その後は和平交渉進展期待を手掛かりに原油価格が下落すると、対円で約3カ月ぶり高値となる9円台後半まで上昇した。


【本ページの掲載内容に関するご留意事項】

  • 情報提供元:株式会社DZHフィナンシャルサービス
  • 本ページに含まれる一部の情報(以下、「本情報」といいます。)に関する著作権を含む一切の権利は、株式会社DZHフィナンシャルサービス(「DZH」)またはその提供元(「情報源」)に帰属します。
  • 本情報は信頼できると判断される情報をもとにDZHが提供したものですが、その正確性、完全性を保証するものではありません。本情報の表示、更新は、システム上の理由(保守、障害復旧、サービス改変など)によって、遅延、中断することがあります。本情報によって生じたいかなる損害についても、DZHおよび情報源およびLINE証券株式会社は、一切責任を負いません。
  • 本情報は投資判断の参考としての提供を目的としているものであり、投資勧誘を目的にしたものではありません。記載内容は提供日時点のものであり、将来予告なしに変更されることがあります。
  • 本情報は、閲覧者ご自身のためにのみご利用いただくものとし、第三者への提供は禁止します。また、本情報の内容について、蓄積・編集・加工・転用・複製等を禁止します。

口座をお持ちでないお客様はこちら

取引画面はこちら

口座をお持ちでないお客様はこちら

取引画面はこちら

この記事の編集者

LINE FX 編集部

LINE FXは、2020年にサービスを開始しました。LINE FX 編集部は「投資をもっと身近に、もっと手軽に」していくために、初心者から経験者まで幅広いユーザーに向けて情報を提供しています。独自の視点で経済ニュースや市場分析、取引のヒントを発信することを通して、FXの「?」を「!」にしていくことを目指し、みなさまのFX取引をサポートします。

URLをコピーしました