投資の基礎【中級編】

 

投資の基礎【入門編】では、投資をする上で基礎的な知識について解説しました。投資を行う上で、どのタイミングで行うのかは重要となってきます。そこで今回は、タイミングを判断するための基礎的な知識についてまとめました。

投資指標(PER、PBR)

 

(A)PER

英語表記「Price Earnings Ratio」の略で「株価収益率」のこと。株価を1株当たり利益(EPS)で割ったもので、株価が割安か割高かを判断するための指標です。株価がEPSの何倍に買われているかをみるもので、同様に割安かを判断するための指標である株価純資産倍率(PBR)とともに重要視されていますが、会計基準の違いがあるため海外企業との比較には適せず、主として国内同業他社との比較などに利用されています。

 

株価収益率(PER)=株価÷1株当たり利益(EPS)*

*1株当たり利益(EPS)=純利益÷発行済み株式数

 

(B)PBR

英語表記「Price Book-value Ratio」の略で「株価純資産倍率」のこと。株価を1株当たり純資産(BPS)で割ったもので、株価が割安か割高かを判断するための指標です。株価が1株当たり純資産の何倍に買われているかをみるもので、PBRが1倍のときに株価がその企業の解散価値と同じだと判断されます。同様に割安かを判断するための指標である株価収益率(PER)とともに重要視されています。

 

株価純資産倍率(PBR)=株価÷1株当たり純資産(BPS)*

*1株当たり純資産(BPS)=純資産÷発行済み株式数

基本的なテクニカル分析

 

(A) 移動平均線

株価や外国為替のテクニカル分析で使用される指標で、過去の一定期間の株価の平均値を連続して計算し、これをグラフ化したもの。中・長期的なトレンドを表すもので、期間のとりかたは、日足では5日、25日、75日、週足では13週、26週、月足では12カ月、24カ月などがよく用いられます。これらの線の動きと現在の株価を合わせてみて、株価のトレンドや転換点などを分析するのに利用されます

(B)ゴールデンクロス

短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に交差して抜けること。相場の上昇期入りのシグナルとされています。短期の移動平均線が中期の移動平均線を下から上に交差して抜けることは「ミニゴールデンクロス」と呼んでいます。

 

(C)デッドクロス

短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に交差して抜けること。相場の下降期入りのシグナルとされています。短期の移動平均線が中期の移動平均線を上から下に交差して抜けることは「ミニデッドクロス」と呼んでいます。

 

チャートの見方

 

(A)ローソク足

一定期間の相場の動きのうち、始値、終値、高値、安値の4本値を、ローソクに似た白や黒の棒で表したチャートのこと。白黒の場合は陽線は白、陰線は黒となりますが、カラー表示の場合は陽線は赤、陰線は青で描きます。日本で開発され、相場の時系列的な動きをグラフ化した「チャート」の中では最もよく使われています。期間によって、「日足」「週足」「月足」「年足」などがあります。「陰陽足」ともいいます。

(B)出来高

証券取引所で株券などが売買された数量のこと。成立した取引の売りと買いをひとつの取引とし、売り1000

株、買い1000株で売買取引が成立した場合の出来高は1000株となります。出来高は人気を表すバロメータ

ーで、株価との連動性も高いことから投資判断の材料となります。「売買高」ともいいます。

デリバティブや商品先物、為替などでは「出来高」「売買高」ではなく、「取引高」を使います。

各項目の説明文・画像は時事通信社が作成したものです。