ボーナスは使う?とっておく?投資する? お金は4つに分けて管理しよう

ボーナスは使う?とっておく?投資する? お金は4つに分けて管理しよう

もうすぐ夏のボーナス!という方も多いのではないでしょうか。とりあえずは預貯金にまわしておく、家具や家電を買い替える、趣味やレジャーで使う予定、など様々な使い方があるかと思います。

今回はボーナスが入ったタイミングでぜひ一度確認しておいていただきたい、お金を4つに分けて管理する方法についてご説明させていただきます。

まずは今持っているお金の総額を確認しましょう!

ボーナスが出たら、あれに使おう、これに使おう、と胸を膨らませている方もいらっしゃると思いますが、せっかくの機会ですから、まずは今持っているお金の総額を確認しておきましょう。

預貯金、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)、その他証券口座で保有している株式や債券など、現時点で総額いくらになっているか確認しておきましょう。

この時忘れてはいけないのが、給与天引きで積み立てているお金です。財形貯蓄、持株会など、残高がいくらになっているかあまり把握されていない方もいるかと思いますが、確認しておきましょう。

また、お勤め先で企業型確定拠出年金に加入されている場合にはその残高も含めて考えましょう。

お金は4つに分けて管理する

あらためて総額を確認すると、普段あまり目に入ってこない給与天引きの積み立て分など、意外と多かったという方もいらっしゃるのではないかと思います。

合計が確認できたら、お金は次のように4つに分けて管理していきましょう。

  • ふだん使うお金
  • とっておくお金
  • もうすぐ使うお金
  • 老後に使うお金
お金は4つに分けて管理する

以下では、現在お持ちの金融資産総額が500万円、年間の生活費が240万円(月額20万円)という方を想定して具体的にご説明いたします。

1.日常生活費として使っていく「ふだん使うお金」

1つ目の「ふだん使うお金」は、日常生活費の支払いをするためのお金で1.5ヶ月程度の生活費です。

クレジットカードの支払いタイミングなどによって金額が変動することを考慮して、0.5ヶ月分ほど多めにしておくとよいでしょう。1ヶ月の生活費が20万円の場合、30万円程度となります。

2.病気やケガ、失業など何かあった時に備えるための「とっておくお金」

2つ目は、何かあった時でも生活していけるように「とっておくお金」です。ここでは、一つの目安として1年程度の生活費としていますが、ご家庭の状況に応じて調整していただければと思います。

例えば、ご夫婦ともに会社員として働く共働き夫婦であれば、二人とも同時に働けなくなる可能性は低いと思われるため、3~6ヶ月程度の生活費で十分かもしれません。

一方、個人事業主(フリーランス)として働く片働き夫婦の場合、働いている方に何かあると困ってしまうでしょうから、2年分くらい貯めておいたほうが安心かもしれません。

いずれにしても、病気やケガで長期にわたり働けなくなったり、職を失ったりした場合に備えて、預貯金や個人向け国債など元本保証の商品で保有しておくものです。年間の生活費が240万円の場合、1年分ということであれば240万円となります。

3.結婚、マイホーム購入などライフイベントで「もうすぐ使うお金」

3つ目の「もうすぐ使うお金」は、結婚、住宅購入、クルマの買い替え、子供の教育費など、まとまったお金が必要になるライフイベントに備えて準備しておくものです。

目安としては、今後5年以内に使う予定があるものについては分けておくとよいでしょう。こちらも投資などにはまわさず、元本保証の商品で持っておきましょう。今回の場合、特にライフイベントは予定されていないと仮定しておきます。

4.当面使う予定はないものの、将来の「老後に使うお金」

最後が「老後に使うお金」です。日々の生活費、何かあった時に使うお金、そして当面のライフイベントに使うお金のいずれにもあてはまらないお金は、しばらく先の老後に使うお金となります。

今回の例ですと、次のように230万円となります。

老後に使うお金

=現在の総額-ふだん使うお金-とっておくお金-もうすぐ使うお金

=500万円-30万円-240万円-0万円

=230万円

お金は4つに分けて管理する

人によって何年先が老後になるかは異なると思いますが、20~ 30年などしばらく先に使う予定のお金となりますから、その一部を積立投資などで増やしていくとよいでしょう。

具体的に投資を考えていきたいという方は、前回のこちらの記事をご覧いただければと思います。

▼長期的な資産形成に欠かせない 金融資産配分の考え方とは?▼

とっておくお金が貯まるまで投資は始めない方がよいのか?

お金を4つに分けて管理しましょう、というお話をすると、

「投資を始めるのは、とっておくお金が貯まって、老後に使うお金がある程度できてからでしょうか?」

という質問を頂くことがあります。これに対して、筆者は次のようにお答えしています。

「とっておくお金を貯めると同時に、大きなご負担を感じない範囲で、毎月1,000円ずつでも、積立投資を始めておくとよいでしょう」

というのは、今すぐは毎月3万円などの積立投資が難しくても、3年後や5年後など、それほど遠くない将来に、ある程度の金額で積立投資を行っていける可能性もあるでしょう。その時に向けて、今は積立投資の経験を積んでおくことが大切なのです。

毎月1,000円ずつでも積立投資を始めておくと、マーケットの変動によって、一時的に利益が出たり、損が出たりするわけですが、1年、2年とそのような経験を積んでおけば、「とっておくお金」が準備でき、積立金額を大きくしていく際にも、積立投資における損益のブレを実際に経験して理解できているため、それほど大きな不安を持たずに増額していくことが可能になると考えるからです。

最後に

お金は使ってこそのお金ですから、ボーナスが出たら、ご自身の使いたいものに使うことは大切です。

しかし、普段からお金についてあまり管理できていないという方は、いい機会ですので、ぜひ4つに分けて整理、管理してみていただければと思います。

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著者プロフィール

横田健一

ファイナンシャルプランナー。株式会社ウェルスペント 代表取締役
大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。家計相談やライフプラン・シミュレーションの提供を行い、個人の資産形成をサポートしている。

資産形成ハンドブック:https://shisankeisei.jp/
YouTubeチャンネル 資産形成ハンドブック :
https://www.youtube.com/channel/UCLAKtSh8TLpEA19PyD2cuOA

イラスト@mofusand

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