自分の人生を設計する!ライフデザインのはじめ方

2021年7月16日

 

ライフプランニングと言われても、何をどう考えていいのかわからない!そんな方も多いのではないかと思います。そこで、今回は、ライフプランニングをしていく上で最初の一歩となる、ライフデザインの具体的な組み立て方についてご説明させていただきます。

人生を設計していくこと、それがライフデザインです

みなさんはご自身で生きたい通りの人生を歩んでいらっしゃいますか。

 

歩むも何も、毎日目の前のことに追われてそれどころじゃない!そんな方も多いかもしれません。しかし、どんな人生を歩んでいきたいか、最初は漠然としていても、ご自身の人生ですからご自身で考え設計していかないと、なかなか思い通りの人生にはなりません。

 

つまり、ご自身の人生を設計していく、それがライフデザインと呼ばれるものです。前回の「ライフプランニングと資産形成のはじめ方」では、次のような図でご説明しましたが、ライフデザインは、一番上の枠で囲った部分になります。

どこに住み、どんな仕事をしていくのか。

結婚するのか、子どもは何人欲しいのか、子どもにはどんな教育を受けさせるのか。

家は賃貸か、それとも購入するか。

何歳まで働き続けるのか、引退後はどんなことをして過ごしていくのか。

 

今回はライフデザインに関連するお金についてご紹介させていただきます。

①どこに住み、どんな仕事をしていくか

日本全国いろいろな都道府県がありますが、どこに住むかによって住居費は大きく異なります。生活費の中でも高い割合となる住居費について、都道府県別の家賃に関する統計を確認してみましょう。東京都は全国平均の1.6倍以上となっていることがわかります。

総務省「平成30年住宅・土地統計調査」 より(1畳=1.65289㎡)

 

 

この記事を読まれているみなさんはお仕事をされている方が多いと思いますが、仕事の種類によって平均年収が変わってきます。

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、職業別の平均年収は1位がパイロット、2位が医師、そして3位が大学教授となっています。

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」 より

 

お仕事は収入だけでなく、やりがい、職場環境など様々な点を総合的に考えて選ぶことが大切だと思います。人生100年時代の今後の人生について、今のお仕事や今後のキャリアについて今一度見直すことも大切かもしれません。

②結婚や子育てにかかるお金は?

現在はコロナにより、結婚式などの実施が難しい状況ではありますが、ゼクシィ「結婚トレンド調査2020」によると、一般的に結納・婚約・挙式・披露宴~新婚旅行にかかる費用は全国平均で469.2万円、首都圏では493.8万円となっています。それぞれご祝儀の金額が227.8万円、223.7万円となっていますので、実質的な自己負担額は小さくなるものの、まとまったお金が必要になることは間違いありません。

 

もちろん結婚式や披露宴、新婚旅行などにどこまでお金をかけるかは人それぞれ。お二人の価値観に応じて、優先順位をつけながらメリハリのあるお金の使い方をしていただくのがよいと思います。

 

そして、結婚して子どもが生まれると、悩ましいのが子供の教育費です。公立なのか、私立なのかで大きく変わってきます。次の表にある通り、一般的に大学まですべて公立だと784万円、すべて私立だと2,422万円ほどと言われています。

③家は賃貸か、それとも購入するか。家を買うならいくらぐらいか。

そして、マイホームを購入するか、というのも人生の中で1つの大きなテーマです。持家、非持家の割合は次のようになっており、高齢になるにつれて持家の割合が高くなり、60歳以上では8割以上となっています。

持家・非持家の割合:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」(令和元年)

 

 

持家と言ってもご自分で購入された方ばかりではなく、相続・贈与で取得された方もいらっしゃいますので、みなさんが住宅ローンを借りて購入したというわけではありませんが、実態としてはこのようなイメージになっています。

 

そして、購入されている方はいくらぐらいのマイホームを購入されているのでしょうか。フラット35利用者調査によると、次のようになっており、場所や種類にもよりますが、3,000~5,000万円といった金額の方が多いようです。

住宅の購入価格:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」(2019年度)

④何歳まで働き続けるか

そして、本記事の読者の方にはまだ少し早い話かもしれませんが、何歳まで働き続けるか、引退後は何をして過ごしていくか、というのもライフデザインとしては非常に重要なテーマです。

 

次のグラフのように、65歳以上の高齢就業者の数はここ10年くらいで急速に増加しており、働き続けている、つまり60歳や65歳できっぱり完全にリタイアしていない人が増えているのです。

働くことにお金だけを求めるなら高齢になってまで働かねばならない人はそれほど多くないかもしれませんが、生きがい、社会とのつながり、健康、より豊かな生活など、様々なモチベーションで働き続けている人が増えているのが現状です。

 

 

最後に

 

今回はライフデザインとお金についてご説明させていただきました。ライフデザインを考えるにあたってはお金ありきで考える必要はありませんが、とは言ってもお金をまったく無視するわけにもいきません。

 

ご自身で心地よいバランスを見つけながら、納得のいくライフデザインをしていただければと思います。

著者プロフィール

横田健一

ファイナンシャルプランナー。株式会社ウェルスペント 代表取締役

大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。家計相談やライフプラン・シミュレーションの提供を行い、個人の資産形成をサポートしている。

 

資産形成ハンドブック:https://shisankeisei.jp/

YouTubeチャンネル 資産形成ハンドブック :

https://www.youtube.com/channel/UCLAKtSh8TLpEA19PyD2cuOA