ついに日本株も反転?6月の相場展望

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ついに日本株も反転?6月の相場展望

直近の相場状況

 「Sell in May(株は5月に売れ)」と株式相場の格言にある通り、5月の相場は大きく下げました。

 5月11日発表の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比8.3%上昇と、市場予想(8.1%)を上回りました。インフレが高止まりする可能性があり、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めをさらに加速させる懸念もあります。一方、日本では食料品などの値上げが相次いでいますが、企業は原材料費や燃料費の高騰を全て価格に転嫁できているわけではなく、企業業績の重荷になりかねません。また、遅れていた価格転嫁が進めば、より一層消費を減退させる可能性があります。

 足元、ドル円は調整局面に入っていますが、引き続き「インフレ」と「円安」の動向に注意が必要でしょう。

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原子力発電

 岸田首相は5月9日、G7(主要7か国)とのオンライン会合において、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアへの圧力を強化するため、ロシア産石油を原則禁輸にする措置をとると表明しました。以前から、脱炭素効果の高い原子力の活用に意欲的であった岸田首相ですが、エネルギー価格の高騰から原発の再稼働を急ぐ方針です。また、資源や土地が限られている日本では、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、原子力発電の再稼働は重要なカギを握っていると言えるでしょう。

 加圧水型原子炉の設計から建設まで手掛ける三菱重工業<7011>や、原子力発電所の原子炉に使用される部材を製造する日本製鋼所<5631>などがあります。次世代エネルギーとして「レーザー核融合炉」の商用化を目指すジェイテックコーポレーション<3446>などにも注目です。

ジェイテックコーポレーション(3446)


〈業務内容〉 放射光施設向けX線ナノ集光ミラー大手。自動細胞培養装置でも有力。高精度ミラー技術は世界最高レベル。オプティカル事業では米国、日本等の新規放射光施設から大型受注続く。22.6期上期は海外売上が回復傾向。 記:2022/02/26

神戸製鋼所(5406)【いちかぶ】


〈業務内容〉 高炉大手。粗鋼生産量国内3位。銅、アルミ、建設機械、電力事業などの非鉄鋼も展開。MIDREX直接還元鉄プラントで21年のDRI生産量が過去最高の228万トンを記録。販売数量増により、3Q累計は利益急伸。 記:2022/03/27

日本製鋼所(5631)【いちかぶ】


〈業務内容〉 樹脂製造・加工機械事業が主力のプラスチック機械メーカー。鋳鍛鋼品やクラッド鋼板・鋼管なども手掛け、LIB用セパレータフィルム製造装置で世界トップシェア。クラッド鋼板に注力。受注拡大し、3Q累計は増収増益。 記:2022/02/07

東邦チタニウム(5727)【いちかぶ】


〈業務内容〉 金属チタン大手。ポリプロピレン製造用触媒や電子部品向けニッケル粉も手掛ける。JX金属傘下。チタン製錬技術が強み。触媒事業は堅調。ポリオレフィン用触媒の堅調な需要が寄与。22.3期通期は経常黒字転換。 記:2022/05/12

日本ギア工業(6356)


〈業務内容〉 歯車・減速機の専業メーカー。バルブ・アクチュエータが主力製品。精密歯車やジャッキ昇降装置、減速機なども手掛け、ジャッキは国内トップシェア。電子式駆動装置を強化。大型案件の受注ずれ込みで、3Q累計は足踏み。 記:2022/02/25

三菱重工業(7011)【いちかぶ】【CFD】


〈業務内容〉 重工業最大手。エネルギーや交通システム等のインフラから、物流や運搬、自動車関連、宇宙開発の分野で事業展開する。22.3期は物流・冷熱、ドライブシステム、エナジー等の部門が増加した。利益は大幅に伸長した。 記:2022/05/16

イベント関連

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための行動制限で大きな影響を受けたイベント業界ですが、復活の兆しが見え始めています。5月には、国内で開催される文化・芸術やスポーツイベント等のチケット代を割り引く「イベントわくわく割」も実施される予定です。株式市場では、イベント関連銘柄の好業績見通しおよび上方修正の発表が相次いでいます。

 イベントの総合プロモーションを手掛けるフロンティアインターナショナル<7050>などに注目です。コロナ禍でリアルからオンラインへ移行した需要にも対応したティーケーピー<3479>は、リアルイベント需要の回復に向け、多様なラインナップを準備しており、さらなる成長が期待できます。

博展(2173)


〈業務内容〉 イベントマーケティング支援を展開。IT活用のソリューションビジネスにも力注ぐ。22.3期3Q累計はイベント再開が貢献。受注環境も好転に向かう。下期から今年9月買収の同業が上乗せ。通期黒字復帰・復配を計画。 記:2022/03/14

ティーケーピー(3479)【いちかぶ】


〈業務内容〉 貸会議室大手。貸会議室市場シェアは5割超。遊休不動産を割安に仕入れ有効活用する空間再生流通事業に特徴。TKP単体は営業黒字転換。固定費圧縮などが寄与。貸会議室事業の受注は回復傾向。22.2期3Qは増収。 記:2022/01/25

エムアップホールディングス(3661)【いちかぶ】


〈業務内容〉 ファンクラブサイト運営を軸に、電子チケット販売やアプリ開発、キャラクターのコンテンツ配信やVR、アパレル、ライブ制作等を行う。22.3期3Q累計は会員数が回復傾向となった。チケットやECの取扱が拡大した。 記:2022/02/26

フロンティアインターナショナル(7050)


〈業務内容〉 プロモーションイベントを企画・運営。ノベルティ制作も。22.4期3Q累計はデジタルプロモーションやオンラインイベントの受注が好調。BPO案件も貢献し、大幅増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向2割目安。 記:2022/04/09

丹青社(9743)【いちかぶ】


〈業務内容〉 空間ディスプレイ業界2強の一角。年間6000件のプロジェクトを手掛け、商業施設や博物館などの内装・展示デザインなどを展開。文化施設では専門のシンクタンクを備え優位性を発揮。コロナ影響で22.1期は停滞。 記:2022/04/26

Web3.0

 不安定な相場環境では、長期的な目線で将来性のあるテーマに注目してみるのが良さそうです。Web3.0とは、ブロックチェーン技術を活用した非中央集権型のインターネットのことです。Web3.0を構成するブロックチェーンやメタバース、NFTに注目してみると良いでしょう。

ブロックチェーン関連では、流通業界や官公庁を対象に基幹システムのクラウドサービスを展開するサイバーリンクス<3683>などがあります。メタバース型バーチャルプラットフォームを展開するBirdman<7063>シャノン<3976>は長い目線で注目していきたい銘柄です。

サイバーリンクス(3683)


〈業務内容〉 クラウド型の食品流通向けシステムや自治体向けシステムを提供。地盤の和歌山県でドコモショップも。流通クラウド事業は堅調。クラウドサービスの提供拡大で定常収入が増加。22.12期は2桁営業増益を見込む。 記:2022/02/27

アステリア(3853)


〈業務内容〉 ソフトウエア開発会社。データ連携やIOT統合のソフトウエアのライセンス販売やサポートを行う。コンテンツ管理システム等も提供。ソフトウェア事業は2桁増収。ライセンスが好調。22.3期3Q利益は上場来最高。 記:2022/02/15

カヤック(3904)


〈業務内容〉 インターネットサービス会社。ネット広告の制作受託、ソーシャルゲームの制作、ゲームコミュニティの運営を行う。クリエイティブプロデュースは計画通り進捗。22.12期1Qは大幅増収。ゲームエンタメが牽引。 記:2022/05/13

シャノン(3976)


〈業務内容〉 マーケティング支援サービスのクラウド製品の開発、販売、コンサルティングサービスが主力。バーチャルイベントサービスも手掛ける。22.10期1Qはサブスクリプションが堅調も、イベント関連が足踏みとなった。 記:2022/03/27

Birdman(7063)

〈業務内容〉 製品やサービスのブランド構築を支援。20年12月に全子会社を吸収合併し、一気通貫したサービス提供が可能に。エードットから社名変更。MX事業ではプロジェクト採算管理を徹底。22.6期2Q売上は過去最高。 記:2022/03/05

KDDI(9433)【いちかぶ】

〈業務内容〉 国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社にJCOMなど。オンライン専用ブランド「povo」も展開。モバイル通信料収入、ソリューション収入は増加。22.3期3Qは増収増益。 記:2022/02/05

日本株の見通し

日本株の見通し

 日経平均株価は、本決算発表前は不透明感から調整が続いていましたが、本決算発表後は悪材料出尽くしなどにより株価は反転する可能性があります。日本株は米国株と比較すると底堅い展開が続いていますが、米国市場の動向に左右されるため、米国株の落ち着きを確認する必要があるでしょう。

5月の日経平均株価は、2万6000円を割り込む場面もありましたが、2万6000円台を維持できれば、先行き不透明感がやや薄らぎそうです。当面の日経平均株価の予想レンジは、2万5500円~2万8000円と見ています。

本株の見通し

アナリスト:白幡玲美(運用会社にてファンドマネジャーを経験後、アナリストとしてフィスコに入社。『Yahoo!ファイナンス』『週刊エコノミスト』『ダイヤンモンドZAI』『日経トレンディ』『FRIDAY』などのメディアに出演。)

銘柄選定基準

各投資テーマに関連性のある銘柄をFISCOアナリストが選定、証券コード順に掲載。

2022年5月10日時点

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ
重要事項(ディスクレーマー)
本レポートは、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行為および行動を勧誘するものではありません。

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