ファンドマネージャーが語るマーケット展望

 

2021年10月12日

 

投資信託の運用担当者はどういったポイントに注目し、今後の相場をどのように見通しているのか、幾つかピックアップしてご紹介します。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン

運用会社(東京海上アセットマネジメント)『ファンドマネージャーコメント』

 

10⽉の国内株式市場は上昇を予想します。国内では、今後予定される衆議院選挙を前に経済対策が打ち出される可能性が⾼いことや、新型コロナウイルスの新規感染者数の減少に伴い、緊急事態宣言が解除されて経済活動の正常化が進展することにより、国内株式市場は上昇する展開を想定しています。
一⽅、中国における電⼒不⾜による経済への影響や中国の⼤⼿不動産開発会社の債務問題のほか、米国の⾦融政策の⽅向性や債務上限問題をめぐる状況などが懸念材料になると考えています。
企業業績⾯では、半導体不⾜や物流コストの上昇などのマイナス要因はあるものの、2021年4-6⽉期決算では外需関連銘柄を中心に事前の予想を⼤きく上回るなど、通期の業績予想を引き上げる企業も多く、企業業績は堅調に推移しています。このような状況から、10⽉後半以降に本格化する7-9⽉期決算の発表にも期待が⾼まっていくと考えます。

以上のような想定のもと、国内株式市場は上昇を予想します。
当ファンドは、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、投資銘柄の選定に際しては、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成⻑性・収益性に⽐較して割安であると判断される銘柄を選別します。実際の運用に当たっては、東京海上アセットマネジメントの個別企業リサーチを基に、銘柄選択・投資配分を決定し、中⻑期的に利益成⻑が期待される銘柄を中心にポートフォリオを構築する考えです。

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フューチャートレンド世界株

運用会社(野村アセットマネジメント)『今後の運用方針』


米国経済は、新型コロナウイルスによる大幅な落ち込みからの急回復を経て減速に向かうと想定されますが、雇用・所得環境の改善等を支えに巡航速度をやや上回るペースでの成長を続けると見込まれます。一方、供給制約の解消は見通しにくく、FRB(米連邦準備制度理事会)は物価安定と最大雇用の実現に向けて経済データを引き続き注視しつつ、テーパリング(量的金融緩和の縮小)の開始時期やペースを慎重に決定すると見られます。

今月中旬以降始まる主要企業の2021年7-9月期の決算発表や、決算発表後の株価の反応を注視し、短期的な変化と中長期的な構造変化の違いを見極めて、投資企業を選別してまいります。また、市場環境に応じてAI/クラウドサービス、フィンテックなどの高成長期待テーマと高齢化社会などの安定成長期待テーマのバランスを適切に判断して運用してまいります。

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ひふみプラス

運用会社(レオス・キャピタルワークス)『運用責任者よりお客様へ』

 

9月は国内外で心配されている話題が分かれたデカップル相場となりました。米国株式市場がインフレ懸念や金融引き締め政策で下がり(S&P500種指数が-4.76%)、日本株式市場は8月末より新規感染者数のピークアウトと菅首相の総裁選不出馬の話題でリスクオン相場(TOPIX配当込み指数が+4.36%)、そしてひふみプラスは+2.16%と相場に食らいついていきました。Withコロナの世界を見据え一時的に現金比率を高めた運用を行なっておりましたが、8月末から選挙相場に適応し、所有していた現金で運用を行なうことで対応することができました。

9月下旬には中国恒大集団(チャイナ・エバーグランデ)のデフォルトリスクが登場しました。現在は国慶節に入り、その話題は落ち着いていますが、中国市場に対する信用リスクから2008年のリーマンショックを想起する人もいます。引き続き要注目と考えています。

インフレ懸念も海外で継続しています。グローバリズムが台頭し、 先進国中心に世界にサプライチェーンを整備してきたわけですが、再びブロック経済への期待も持ち上がってきています。歴史を振り返ると、いつも世界は混迷期を経て何かしらの答えを見つけにいきます。その答えが見つかるまでの混迷期は私たちにとって機会と捉え、新しい世界へ適応すべく調査・運用に全力を尽くしてまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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■2021年9月末基準で作成された月次レポートから、「今後の見通し」に関する記載を引用しております。なお、将来の市場環境の変動等により、当該運用方針が変更される場合があります。また、将来の運用成果等を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

■ご注意事項

上記コメントは、資料作成時点における市場環境もしくはファンドの運用方針等について、運用担当者(ファンドマネジャー他)の見方あるいは考え方等を記載したもので当該運用方針は変更される場合があり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また、将来の運用成果等を約束するものでもありません。

 

■出典

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 月報〔2021年10月更新〕

(作成基準日:2021年9月30日現在)

フューチャートレンド世界株 月次レポート〔2021年10月〕

(作成基準日:2021年9月30日)

ひふみプラス 2021年9月度 月次運用レポート

(作成基準日:2021年9月30日)