ファンドマネージャーが語るマーケット展望

 

2021年9月14日

 

投資信託の運用担当者はどういったポイントに注目し、今後の相場をどのように見通しているのか、幾つかピックアップしてご紹介します。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン

運用会社(東京海上アセットマネジメント)『ファンドマネージャーコメント』

 

9⽉の国内株式市場は上昇を予想します。

国内では、秋に予定される衆院選を前に経済対策が発表される可能性が⾼いことや、東京都の新型コロナウイルス新規感染者数は頭打ちの傾向でワクチン接種も進展していることなど、経済活動正常化への期待が⾼まりやすい状況にあり、国内株式市場は上昇する展開を想定しています。

一⽅、感染⼒の強い変異株など、新型コロナウイルスの感染状況は予断を許さない状況にあることや、⾃⺠党総裁選や衆院選を控えて政治的な不透明感が残っていることが懸念材料になると考えています。また、海外では⽶国や中国などの景気拡⼤ペースの鈍化に対する懸念や中国当局によるIT・教育業界への規制強化に対する警戒感、アフガニスタン情勢の悪化などが株価を押し下げる要因になると考えています。企業業績⾯では、半導体不⾜や物流コストの上昇などのマイナス要因はあるものの、2021年4-6⽉期決算では外需関連銘柄を中⼼に事前予想を⼤きく上回り、通期の会社業績予想を引き上げる企業も多く、好調な企業業績を維持していることが株式市場の上昇要因になると想定しています。

以上のような想定のもと、国内株式市場は上昇を予想します。

当ファンドは、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、投資銘柄の選定に際しては、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成⻑性・収益性に⽐較して割安であると判断される銘柄を選別します。実際の運用に当たっては、東京海上アセットマネジメントの個別企業リサーチを基に、銘柄選択・投資配分を決定し、中⻑期的に利益成⻑が期待される銘柄を中⼼にポートフォリオを構築する考えです。

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フューチャートレンド世界株

運用会社(野村アセットマネジメント)『今後の運用方針』


米国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大による短期的な下振れには注意が必要ですが、労働市場の回復が続く中、雇用・所得環境の改善に支えられ、堅調に推移すると見られます。FRBは、物価安定と最大雇用の目標に向けて物価面でさらなる著しい進展があり、雇用面でも明確な進展が見られたとし、今後の経済データを注視しつつ、テーパリングの開始時期を慎重に探ると見込まれます。

これまで発表された主要企業の2021年4-6月期決算は全体として市場予想を上回る結果となっています。引き続き短期的な変化と中長期的な構造変化の違いを見極めて、投資企業を選別してまいります。また、市場環境に応じてAI/クラウドサービス、フィンテックなどの高成長期待テーマと高齢化社会などの安定成長期待テーマのバランスを適切に判断して運用してまいります。

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ひふみプラス

運用会社(レオス・キャピタルワークス)『運用責任者よりお客様へ』

 

8月は閑散期で相場が動かない傾向がありますが、今年は国内ではコロナ禍の加速、海外では米国の金融引き締め懸念、中国の規制強化の話題も飛び出したため、比較的相場が動きました。この中でも一番懸念されたのが北米の金融引き締めでしたが、これは月末のジャクソンホール会議を経て安心感が広がり、東証株価指数(TOPIX、配当込み)は上昇に転じて3.17%の上昇、ひふみプラスは3.63%の上昇となりました。

現状私たちが取り組んでいることは、国内外の高まったリスク要因の影響を受ける銘柄を売却し、Withコロナの世界を見据えたポートフォリオへ徐々に移行させることです。その結果、一時的に現金比率が8%以上に増加しています。売却したセクターは、中国のゲーム規制の影響を受けるゲーム関連銘柄などがあげられます。

今後の運用方針ですが、現在はコストプッシュ・インフレが意識されています。例えば、半導体不足の長期化、鋼材価格の上昇などです。この価格上昇が綺麗に川下まで進んでいくのであれば景気は腰折れしないと思われますが、常識的に考えると全産業でコストアップを許容できる世界にはなり得ないと考えています。

実行力のある会社を選好し、次の相場に備えていく方針を持ちながら、引き続き全力で投資運用を行なってまいります。今後ともひふみプラスをよろしくお願いいたします。

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■2021年8月末基準で作成された月次レポートから、「今後の見通し」に関する記載を引用しております。なお、将来の市場環境の変動等により、当該運用方針が変更される場合があります。また、将来の運用成果等を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

■ご注意事項

上記コメントは、資料作成時点における市場環境もしくはファンドの運用方針等について、運用担当者(ファンドマネジャー他)の見方あるいは考え方等を記載したもので当該運用方針は変更される場合があり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また、将来の運用成果等を約束するものでもありません。

 

■出典

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 月報〔2021年9月更新〕

(作成基準日:2021年8月31日現在)

フューチャートレンド世界株 月次レポート〔2021年9月〕

(作成基準日:2021年8月31日)

ひふみプラス 2021年8月度 月次運用レポート

(作成基準日:2021年8月31日)