ファンドマネージャーが語るマーケット展望

 

2021年8月17日

 

投資信託の運用担当者はどういったポイントに注目し、今後の相場をどのように見通しているのか、幾つかピックアップしてご紹介します。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン

運用会社(東京海上アセットマネジメント)『ファンドマネージャーコメント』

 

8⽉の国内株式市場は上昇を予想します。国内では、4-6⽉期の企業業績が上振れ基調で推移しているほか、秋に予定される総選挙を前に経済対策が検討される可能性が⾼いことや、ワクチン接種が着実に進展していることなど、経済活動正常化への期待が⾼まりやすい状況にあることから、国内株式市場は上昇する展開を想定しています。

⼀⽅、感染⼒の強い変異株など、新型コロナウイルスの感染が拡⼤しているほか、内閣⽀持率の低迷や総選挙を控えて政治的な不透明感が⾼まっていることが懸念材料になると考えています。また、海外では⽶国の雇用回復が想定よりも鈍く、⽶国や中国など海外の景気拡⼤ペースの鈍化に対する懸念や中国当局によるIT・教育業界への規制強化に対する警戒感などが、株価を押し下げる要因になると考えています。企業業績⾯では、⽶国経済は好調を維持しているほか、外国為替市場では年初来円安⽶ドル⾼基調で推移していることから、外需関連銘柄を中心に企業業績は事前予想を上回ることが⾒込まれ、株式市場の上昇要因になると想定しています。以上のような想定のもと、国内株式市場は上昇を予想します。

当ファンドは、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、投資銘柄の選定に際しては、経営者のリーダーシップに関する定 性分析を重視しつつ、企業の成⻑性・収益性に⽐較して割安であると判断される銘柄を選別します。実際の運用に当たっては、東京海上アセットマネジメントの個別企業リサーチを基に、銘柄選択・投資配分を決定し、中⻑期的に利益成⻑が期待される銘柄を中心にポートフォリオを構 築する考えです。

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フューチャートレンド世界株

運用会社(野村アセットマネジメント)『今後の運用方針』


米国経済は、4-6月期の実質GDP(国内総生産)成長率が前期比年率+6.5%と、1-3月期からやや加速し、GDPの規模で新型コロナウイルスの危機前の水準を回復しました。財政出動やワクチン接種の進展などが回復を支えていますが、足元では感染再拡大の動きや物価の高止まりなどに注意する必要があると見ています。FRBは、雇用と物価目標でさらなる著しい進展がみられるまで現在の金融緩和を続けるとしつつ、量的緩和縮小の議論を慎重に進めると見られます。

これまで発表された主要企業の2021年4-6月期決算は全体として市場予想を上回る結果となっています。引き続き短期的な変化と中長期的な構造変化の違いを見極めて、投資企業を選別してまいります。また、市場環境に応じてAI/クラウドサービス、フィ ンテックなどの高成長期待テーマと高齢化社会などの安定成長期待テーマのバランスを適切に判断して運用してまいります。

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ひふみプラス

運用会社(レオス・キャピタルワークス)『運用責任者よりお客様へ』

 

7月のひふみプラスはほぼ市場並みで、東証株価指数(TOPIX、配 当込み)が2.18%下落したのに対して、ひふみプラスは2.52%の下落でした。

中国政府の民間企業に対する介入が目立ち始め、特に教育、ゲームなど各方面に対する締め付けが中国市場に対するネガティブな見方を強めています。その結果、中国株の下落が顕著になり、ひふみプラスの保有銘柄の一部銘柄も打撃を受けることになりました。

決算そのものの状況はそれほど悪くはなく、輸出企業を中心に予想よりも堅調な数字になっている反面、日本の内需関連の停滞が目立ちます。特に新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染状況が悪化しつつあり、ワクチンの普及との競争になってきています。一方でワクチンの普及が調達の問題により停滞し始めており、かつ東京地域における感染スピードの大きさは予想を超えたもので、今後の日本経済の先行きにも影響を与える可能性があります。

海外の状況を見ると、デルタ株に対する警戒感が強くなりつつも、一方でワクチンの2回接種者を中心に経済を回そうとする動きも見られ、特にワクチン接種率の高い英国が経済を再稼働する方向に向かっ ているのは注目に値します。

今後も新型コロナウイルスの先行きに留意しつつ、一方でその影響 を受けにくい企業に対してしっかり投資をして、長期的なリターンを上げていこうと思います。今後も全力を尽くしますので、ひふみプラスをよろしくお願いいたします。

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■2021年7月末基準で作成された月次レポートから、「今後の見通し」に関する記載を引用しております。なお、将来の市場環境の変動等により、当該運用方針が変更される場合があります。また、将来の運用成果等を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

■ご注意事項

上記コメントは、資料作成時点における市場環境もしくはファンドの運用方針等について、運用担当者(ファンドマネジャー他)の見方あるいは考え方等を記載したもので当該運用方針は変更される場合があり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また、将来の運用成果等を約束するものでもありません。

 

■出典

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 月報〔2021年8月更新〕

(作成基準日:2021年7月30日現在)

フューチャートレンド世界株 月次レポート〔2021年7月〕

(作成基準日:2021年7月30日)

ひふみプラス 2021年7月度 月次運用レポート

(作成基準日:2021年7月30日)