ファンドマネージャーが語るマーケット展望

 

2021年7月13日

 

投資信託の運用担当者はどういったポイントに注目し、今後の相場をどのように見通しているのか、幾つかピックアップしてご紹介します。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン

運用会社(東京海上アセットマネジメント)『ファンドマネージャーコメント』

 

7⽉の国内株式市場は上昇を予想します。国内では、新型コロナウイルスワクチン接種が足元加速していることから、経済活動正常化への期待が今後⾼まることが想定され、国内株式市場を上昇させる要因になると考えます。また、FRBが⾦融緩和の修正に前向きな姿勢を示したことで、米国の⾦融政策を巡る不確実性が後退した点は、株式市場にとってプラスの材料になると考えます。

一⽅、海外ではワクチン接種は進⾏しているものの、感染⼒の強い変異株によって再度感染状況が悪化している国もあり、⼤規模なロックダウン(都市封鎖)が再度導⼊される事態となった場合には、株価を押し下げる要因になる可能性があります。企業業績面では、市場予想を上回った2020年度の企業決算を受けて、足元ではアナリストによる今期の業績予想の上⽅修正が徐々に進み、予想EPS(1株当たり利益)が切り上がる環境となっており、株価の上昇要因になると想定します。以上のような想定のもと、国内株式市場は上昇を予想します。

当ファンドは、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、投資銘柄の選定に際しては、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成⻑性・収益性に⽐較して割安であると判断される銘柄を選別します。実際の運用に当たっては、東京海上アセットマネジメントの個別企業リサーチを基に、銘柄選択・投資配分を決定し、中⻑期的に利益成⻑が期待される銘柄を中心にポートフォリオを構築する考えです。

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フューチャートレンド世界株

運用会社(野村アセットマネジメント)『今後の運用方針』


米国経済は、新型コロナウイルスの変異株の動向などに注意が必要ですが、大規模な財政・金融政策やワクチン接種の進展に伴う経済活動再開などを背景に回復を続けると見込まれます。こうした中、供給制約などもあり、インフレが足元で加速していますが、FRBは物価上昇が一時的との見方を引き続き示しています。ただ、量的緩和縮小の予備的な議論が始められており、今後の金融政策を見通す上でも雇用・物価統計などを注視する考えです。

今月中旬以降始まる主要企業の2021年4-6月期の決算発表や、決算発表後の株価の反応を注視し、短期的な変化と中長期的な構造変化の違いを見極めて、投資企業を選別してまいります。また、市場環境に応じてAI/クラウドサービス、フィンテックなどの高成長期待テーマと高齢化社会などの安定成長期待テーマのバランスを適切に判断して運用してまいります。

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ひふみプラス

運用会社(レオス・キャピタルワークス)『運用責任者よりお客様へ』

 

6月は東証株価指数(TOPIX、配当込み)が1.19%上昇したのに対して、ひふみプラスは3.48%の上昇と堅調に推移しました。米国のインフレ懸念は引き続き強いものの、FRB(連邦準備制度理事会)の幹部が硬軟取り混ぜたマーケットとの巧みなコミュニケー ションをすることにより、一方的な市場トレンドが発生することがなく、市場は落ち着きを取り戻しています。そのような中で市場は一時、バリュー銘柄が強い市場環境が続きましたが、米国を中心にグロース株の再上昇が始まりつつあります。ひふみは年初から「コーヒーフロート戦略」といって、バリューとグロースをバランス良く保有する戦略を取っており、2020年と比較してバリュー銘柄の比率を上昇させています。しかし、一方でひふみは長期的に成長する会社に投資をする、というところに特徴があり、グ ロースに傾斜した運用をしているので、グロース株が強いマーケットは得意で、実際に市場平均を上回る成果を上げることができました。 日本経済は7月においては、感染力の非常に高いインド型の新型コロナウイルス変異株が広がる中でオリンピックが開催されることはハイリスクと思われますが、一方で、ワクチンの接種率も上昇しており、その点は明るい材料です。米欧のようにワクチンの普及を進めることで経済の再起動を図れるのかが大きなポイントになっています。今後ひふみは、慎重に新型コロナウイルスの感染状況を見極めつつ、ワクチンの普及により経済が再起動をしていくことを予想しながら、経済の再起動の恩恵を受ける銘柄に投資をしつつ、長期的なリターンを上げていこうと思います。今後も全力を尽くして運用をしますので、ひふみプラスをよろしくお願いいたします。

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■2021年6月末基準で作成された月次レポートから、「今後の見通し」に関する記載を引用しております。なお、将来の市場環境の変動等により、当該運用方針が変更される場合があります。また、将来の運用成果等を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

■ご注意事項

上記コメントは、資料作成時点における市場環境もしくはファンドの運用方針等について、運用担当者(ファンドマネジャー他)の見方あるいは考え方等を記載したもので当該運用方針は変更される場合があり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また、将来の運用成果等を約束するものでもありません。

 

■出典

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 月報〔2021年7月更新〕

(作成基準日:2021年6月30日現在)

フューチャートレンド世界株 月次レポート〔2021年6月〕

(作成基準日:2021年6月30日)

ひふみプラス 2021年6月度 月次運用レポート

(作成基準日:2021年6月30日)