ファンドマネージャーが語るマーケット展望

 

2021年6月11日

 

投資信託の運用担当者はどういったポイントに注目し、今後の相場をどのように見通しているのか、幾つかピックアップしてご紹介します。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン

運用会社(東京海上アセットマネジメント)『ファンドマネージャーコメント』

 

6⽉の国内株式市場はおおむね横ばいでの推移を予想します。国内では、東京都などで緊急事態宣⾔が延⻑されたことによる経済活動の停滞が懸念される一⽅、新型コロナウイルスのワクチン接種が⾜元では加速していることから、国内株式市場は強弱⼊り混じる展開になると予想します。一⽅、⽶国ではワクチンの接種が進展し、経済活動の再開が順調に進んでいることが株価の上昇要因となる一⽅、短期的にはインフレ懸念の⾼まりを受けて、⾦融政策が引き締め基調に向かうことへの懸念が株価を押下げる要因になると考えています。企業業績⾯では、⾼騰していた資源価格が下落に転じており、価格の鎮静化がこのまま進む場合には、コスト⾼による収益の圧迫要因が解消されることが⾒込まれますが、経済活動の本格的な再開を受けて資源価格が再度上昇した場合には、企業収益の圧迫要因として株価の下押しリスクになると考えます。

以上のような想定のもと、国内株式市場はおおむね横ばいでの推移を予想します。

当ファンドは、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、投資銘柄の選定に際しては、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成⻑性・収益性に⽐較して割安であると判断される銘柄を選別します。実際の運用に当たっては、東京海上アセットマネジメントの個別企業リサーチを基に、銘柄選択・投資配分を決定し、中⻑期的に利益成⻑が期待される銘柄を中⼼にポートフォリオを構築する考えです。

銘柄情報をみる

フューチャートレンド世界株

運用会社(野村アセットマネジメント)『今後の運用方針』


米国経済は、財政出動や新型コロナウイルスのワクチン接種の進展を受けて回復基調を強めています。足元でワクチン接種率は18歳以上の成人で約5割に達し、今後も個人消費などの回復が継続すると思われます。一方、4月のCPI上昇率が市場予想 を上回り、インフレ加速への懸念が高まりました。FRB(米連邦準備制度理事会)は、物価上昇が一時的との見方を示しつつも、量的緩和縮小の議論を始める可能性も示唆しており、今後も雇用・物価統計などが注目されます。

これまで発表された主要企業の2021年1-3月期決算は全体として市場予想を上回り、良好なファンダメンタルズ(基礎的条件)を確認できる結果となっております。引き続き短期的な変化と中長期的な構造変化の違いを見極めて、投資企業を選別してまいります。また、市場環境に応じてAI/クラウドサービス、フィンテックなどの高成長期待テーマと高齢化社会などの安定成長期待 テーマのバランスを適切に判断して運用してまいります。

銘柄情報をみる

ひふみプラス

運用会社(レオス・キャピタルワークス)『運用責任者よりお客様へ』

 

5月は決算の月で、当社が投資をしている会社群は予想以上の決算を出すところが多く、かつ今期の予想数字についても昨年に比べると強気の会社が増えてきました。一方で、株式市場は昨年に景気の回復を相当程度織り込んだので、決算数字の上方修正に対してもそれほど反応せず、むしろ株価の割安感の強いバリュー銘柄優位の展開になっています。米国は景気回復からインフレ懸念に関心が変化しており、株式市場の物色動向も変化しつつあります。日本は諸外国に比べてワクチンの接種率が出遅れており、今は65歳以上のシニア中心に接種が始まっています。しかし、日本のワクチンの接種率が上昇をしていけば、経済の立ち直りも見込めるので、これからは経済のリオープニングが市場のテーマになってくるものと思われます。当ファンドもHISなどのリオープニング関連銘柄を厚めに保有することで、そのような市場動向に対応していこうと考えております。バリューとグロースをバランスよく保有するコーヒーフロート戦略を続けつつ、後半期に成績を巻き返していこうと考えております。これからも全力を尽くして運用しますので、ひふみプラスをよろしくお願い いたします。

銘柄情報をみる

■2021年5月末基準で作成された月次レポートから、「今後の見通し」に関する記載を引用しております。なお、将来の市場環境の変動等により、当該運用方針が変更される場合があります。また、将来の運用成果等を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

■ご注意事項

上記コメントは、資料作成時点における市場環境もしくはファンドの運用方針等について、運用担当者(ファンドマネジャー他)の見方あるいは考え方等を記載したもので当該運用方針は変更される場合があり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また、将来の運用成果等を約束するものでもありません。

 

■出典

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 月報〔2021年5月更新〕

(作成基準日:2021年5月31日現在)

フューチャートレンド世界株 月次レポート〔2021年5月〕

(作成基準日:2021年5月31日)

ひふみプラス 2021年5月度 月次運用レポート

(作成基準日:2021年5月31日)