ファンドマネージャーが語るマーケット展望

 

2021年3月11日

 

投資信託の運用担当者はどういったポイントに注目し、今後の相場をどのように見通しているのか、幾つかピックアップしてご紹介します。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン

運用会社(東京海上アセットマネジメント)『ファンドマネージャーコメント』

 

3⽉の国内株式市場は上昇を予想します。

新型コロナウイルスワクチンの接種が先⾏している国では、経済活動制限の段階的な解除とともに、サービス業を中⼼に経済活動の正常化の進展が⾒込まれることが、株価の下⽀え要因になると考えます。国内でも、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向となったことを受けて、一部の地域で緊急事態宣⾔が解除され、国内株式市場への下押し圧⼒は徐々に改善していくと考えます。

一⽅、⽶国では⼤型の財政⽀援策が株式市場の底上げ要因として期待されていますが、同時に⽶国債利回りが急激に上昇した場合には、株式市場の波乱要因になると考えています。

企業業績面では、直近発表された2020年10-12⽉決算では売上⾼が減少するなかでもコスト改善により増益を発表した企業が多く確認されています。今後、景気の回復とともに売上⾼が増加していく局面では、これまで以上の利益の拡⼤が期待できる点も、国内株式市場を下⽀えする要因になると考えます。

以上のような環境のもと、国内株式市場は上昇を予想します。

当ファンドは、経営者が実質的に主要な株主である企業を主要投資対象とし、投資銘柄の選定に際しては、経営者のリーダーシップに関する定性分析を重視しつつ、企業の成⻑性・収益性に⽐較して割安であると判断される銘柄を選別します。実際の運用に当たっては、東京海上アセットマネジメントの個別企業リサーチを基に、銘柄選択・投資配分を決定し、中⻑期的に利益成⻑が期待される銘柄を中⼼にポートフォリオを構築する考えです。

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フューチャートレンド世界株

運用会社(野村アセットマネジメント)『今後の運用方針』


米国経済は、1.9兆ドル(約200兆円)規模の「米国救済計画」が下院で可決され、当初の提案に近い形で実現する確度が高まっており、回復基調を強めつつあります。新型コロナウイルスの変異株の広がりなどが警戒されますが、ワクチンの接種が進むにつれ、景気回復が続くと見込まれます。注目されるインフレ率について、FRBは警戒するほどの持続的な上昇にはならないと見ており、現在の金融緩和政策を継続すると見られます。

新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される一方で、ワクチンの開発により数ヵ月から1年程度先には経済活動正常化の期待も高まっています。これまで発表された主要企業の2020年10-12月期決算は全体として市場予想を上回る結果となっています。しかし、決算発表後の株価の反応はあまり強くないことや、バイデン新政権のもと実施される政策の内容などを引き続き注視し、短期的な変化と中長期的な構造変化の違いを見極めて投資企業を選別してまいります。また市場環境に応じてAI/クラウドサービス、フィンテックなどの高成長期待テーマと高齢化社会などの安定成長期待テーマのバランスを適切に判断して運用してまいります。

 

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ひふみプラス

運用会社(レオス・キャピタルワークス)『運用責任者よりお客様へ』

 

2月は、日経平均株価が15日に歴史的な水準3万円を超えることになり、社会的に大きなニュースになりました。日経平均株価の上昇は世界の株式市場、特に米国株式市場の上昇の影響も強く受けており、マーケットの物色内容も2020年に買われていたITやSaaS関連ではなく、コロナ後の景気回復を見越したものになりつつあります。

一方で米国の景気回復の期待が強まるにつれ、金融緩和期待の後退とそれにともなう米国金利の上昇が起き、一時10年債で1.6%超まで上昇しました。それを受けて、米国の株式市場が下落、また日本の株式市場もともに反転することになりました。

ひふみプラスはそのような中、前月比で0.88%の下落になりましたが、東証株価指数(TOPIX、配当込み)が3.12%上昇し、参考とする指数に対して大幅に劣後しました。今月はひふみプラスもコロナ後を見越した銘柄選択を意識し、大型株の割安製造業や観光、旅行関連の一部を仕込みました。これから3月以降の巻き返しを図っていこうと考えています。これからも全力で運用しますので、ひふみプラスをよろしくお願いいたします。

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フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド(資産成長型)

運用会社(フィデリティ投信)『コメント』

 

米国債券市場では、大型の米追加経済対策の成立期待に加えて、新型コロナウイルスの新規感染者の減少やワクチン普及の加速による経済活動の正常化への期待が高まっており、金利上昇圧力が強まっております。2月末に米下院で可決された1.9兆ドル規模の米追加経済対策は、米上院での審議を経て、3月中旬に成立するとみられています。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は議会証言で、物価上昇が長続きする考えを否定し、大規模な金融緩和の長期化を改めて強調しました。市場では、米景気を取り巻く不透明感は残るものの、バイデン政権による積極的な財政支出によりインフレ圧力が高まることや、景気が過熱する可能性が意識され、金利上昇圧力が強まっています。

感染力が高く既存のワクチンが効きにくいとされる新型コロナの変異種の拡大懸念が市場の重石となっているものの、米追加経済対策の成立期待や金融当局による継続的な緩和姿勢が市場心理の下支えとなる見通しです。金利上昇が中長期的なリスクとなっているものの、金融緩和の長期化と景気回復への期待が機関投資家の旺盛な需要を支えるとみられています。市場ではボラティリティの高い状況が続きやすく、運用においては、これまで通り経済環境、発行体の格下げ及びデフォルト動向、市場の流動性などを注視し、慎重な姿勢を維持する方針です。個別企業の業績、財務状況への影響を慎重に見極め、バリュエーションや市場流動性を十分に考慮した上での銘柄選別を行ってまいります。

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エス・ビー・日本債券ファンド

運用会社(三井住友DSアセットマネジメント)『運用担当者の相場見通し』

 

新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗と、米国を主導とする追加財政出動への期待から、グローバルに経済成長率の上方修正が進んでいます。同時にインフレ懸念や金融当局の金利上昇の容認姿勢を受けて米国長期金利が不安定感を増しており、国内長期金利も少なからず影響を受けています。

日銀は市場機能を維持する観点から、長期金利の変動を容認する姿勢を明確化していますが、上昇ペースが一段と加速した場合は株式市場や社債市場等のリスク資産が動揺する可能性が高いことから、次回の金融政策決定会合では金融緩和スタンスの継続を強調すると見込まれます。

当ファンドは、保有国債の入れ替えや先物・オプション取引の活用により、長期金利動向に対応してポートフォリオのデュレーションを機動的に調整するほか、信用力の安定した地方債、事業債およびRMBS(住宅ローン担保証券)を一定程度組み入れることにより、国債市場の平均を上回る投資収益率を目指します。

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■2021年2月末基準で作成された月次レポートから、「今後の見通し」に関する記載を引用しております。なお、将来の市場環境の変動等により、当該運用方針が変更される場合があります。また、将来の運用成果等を保証するものではありませんのでご留意ください。

 

■ご注意事項

上記コメントは、資料作成時点における市場環境もしくはファンドの運用方針等について、運用担当者(ファンドマネジャー他)の見方あるいは考え方等を記載したもので当該運用方針は変更される場合があり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。また、将来の運用成果等を約束するものでもありません。

 

■出典

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 月報〔2021年3月更新〕

(作成基準日:2021年2月26日現在)

フューチャートレンド世界株 月次レポート2021年2月度

(作成基準日:2021年2月26日)

ひふみプラス 2021年2月度 月次運用レポート

(作成基準日:2021年2月26日)

フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド(資産成長型)運用レポート2021/2

(作成基準日:2021年2月26日現在)

エス・ビー・日本債券ファンド 月次レポート2021/2

(作成基準日:2021年2月末現在)