「サル痘」による株式への影響と関連銘柄を確認しよう

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「サル痘」による株式への影響と関連銘柄を確認しよう

国内でも感染が確認されるサル痘

 7月25日、都内在住30歳男性のサル痘感染が確認され、国内でも感染拡大を懸念する声が広がっています。この記事ではサル痘が、社会・株式市場にどのような影響を与えるのか、また関連銘柄を紹介します。

サル痘のポイント
・ネズミ等の感染した動物にかまれたり、血液や体液、発疹に触れたりすることで感染
・ウイルスの潜伏期間は通常7日から14日間
・潜伏期間の後、発熱、頭痛などが1日から5日間続き、その後発疹が出る

 
 先進国においては英国でアフリカに渡航歴のある感染者が5月7日に確認されて以降、既に欧米を中心に数千人規模で感染が確認されています。しかし患者は、ほとんどが軽症であり、先進国では死亡者は確認されていません。このことから新型コロナウイルスのように多くの人が感染しパンデミックとなる可能性は小さいと考えられ、今後社会・株式市場に与える影響は限定的と思われます

サル痘関連銘柄はすでに動いている!?

 社会全体への影響は限定的と思われますが、株式市場において一部の銘柄は今後注目が集まることが予想されます。日本よりも先にサル痘の感染者が確認された米国ではサル痘ワクチンメーカーなどが注目を集めています。バイエルンノルディック(BVNR.Y)は米国でジャイネオスとして知られるサル痘に対する唯一の認可されたワクチンを製造しています。同社は、欧州保健緊急時対応準備局(HERA)や、カナダの公衆衛生庁に供給することが決まっています。これらの動きを受けてバイエルンノルディックの株価は5月初旬には6ドル程度でしたが、7月25日には16ドルを超える水準まで上昇しています。

 同様に、シガテクノロジーズ(SIGA)も注目を集めています。シガテクノロジーズの天然痘薬であるtecovirimatはヨーロッパでサル痘に対する経口使用が承認されています。現在同社には各国から注文が相次いでおり、こちらの株価も5月初旬には7ドル前後でしたが、7月25日には年初来高値を更新し一時16ドルを超える水準まで上昇しました。

日本株で注目されるのはどの銘柄?

日本株で注目されるのはどの銘柄?

 日本では今のところサル痘向けに承認されたワクチンや治療薬はありません。ただし天然痘ワクチンは、サル痘におよそ85%の発症予防効果があるとされ、これが使用される可能性があります。この天然痘ワクチンを製造する国内メーカーは1社で、明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクス(単独未上場)ですサル痘関連の本命銘柄と言えるでしょう。国内で他に注目を集めそうな銘柄は、性感染症の予防商品や手指の消毒薬のメーカーです。感染経路については、まだ分かっていないこともありますが、専門家は手洗い消毒も感染予防にかなり効果的としており、新型コロナウイルスの感染者も過去最大に膨らむ中で、手指の消毒薬の需要も改めて増える可能性があります。

サル痘関連銘柄をご紹介!

銘柄コード銘柄名いちかぶ対象銘柄株価(円)
(2022/07/26終値)
2269明治ホールディングス6,970
4452花王5,790
4912ライオン1,555
5122オカモト4,020
5194相模ゴム工業819
5199不二ラテックス2,677

※2022/07/26時点でのデータをもとに作成しています。

銘柄選定基準

・明治ホールディングス(2269)
サル痘にも有効と考えられている天然痘ワクチンを製造する唯一の国内メーカー
をグループに抱えるため
・オカモト(5122)/不二ラテックス(5199)/相模ゴム工業(5194)
サル痘の感染防止には性的接触時の対策が最も大切と思われ、同社コンドームの
需要増加が期待できるため
・花王(4452)/ライオン(4912)
サル痘の感染防止には手指をよく洗うことも有効とされており消毒液の需要増加
が期待できるため

上記の条件でFISCOアナリストが銘柄を選定、銘柄コード順に6銘柄掲載。

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ
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