ご存じですか?東証市場区分が変更されること

 

2021年10月8日

 

ご存じですか?東証市場区分が変更されること。内容を詳しく見ていきます。

 

分かりづらい用語はこちらでチェック:LINE証券用語集

 

東証市場区分の変更

ご存知の通り、東京証券取引所(以下「東証」)には、市場第一部(いわゆる「東証1部」)、市場第二部(「東証2部」)、マザーズ、JASDAQ(スタンダード、グロース)と大きく分けて4つの市場区分があります。スケジュールが接近してきたこともあり、様々な場面で目にすることが多くなってきたので、この区分が近いうちに変更されることはご存知の方も多いと思います。具体的には、2022年4月に「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の3つに再編されることになります。

各市場のコンセプト

東証の説明によれば、各市場のコンセプトは以下の通りです(※東証「市場区分見直しの概要」より引用)。

 

■プライム市場
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場。

 

■スタンダード市場
公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場。

 

■グロース市場
高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場。

 

さすがに各市場の上場基準まで本コラムで踏み込むと、細かすぎますので、ポイントだけお伝えしまと、プライム市場が最上位市場という位置づけになります。実際、現在東証1部に上場している企業にとって、プライム市場に上場できるかどうかはブランド力、採用等様々な面に影響すると考えられており、とても重要な問題です。また、株価という観点からは、指数連動のパッシブマネーの流入の有無にも繋がります。時間が経つのは早いもので、既に上場企業には、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果が東証から通知されています。

ポートフォリオを再チェック

9月から年内にかけて、上場会社がどの市場を選択するかの申請期間となっており、2022年1月11日(※予定)に新市場区分の選択結果が公表される予定です。長期投資されている方は、ご自身が保有している銘柄がプライム市場の条件に適合しているか否かチェックしてみて、ポートフォリオを見直すきっかけとされてはいかがでしょうか。なお、勘違いしてはいけないのが、必ずしもプライム市場の上場基準を満たしている銘柄だけに絞る必要はもちろんないということです。なぜなら、成長期待の高い若い企業がプライム市場の上場基準に該当しないことは、明白でしょう。「何だか大きな動きが起きるんだな」と他人事だと捉えずに、しっかりと情報を収集し、適切に対応していく必要がありそうです。

日経平均動向をチェック

まず10月4日~8日の日経平均は、6営業日続落でスタートしました。買い戻しの動きが先行するも、中国の中国恒大集団の簿外債務に関する報道や香港市場での恒大関連企業などの取引停止を受けて、中国リスクが再燃しました。続く5日も622.77円安と大幅に7営業日続落となりました。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを引き継いだほか、米中それぞれの問題なども引き続き警戒される展開になりました。さらに、6日も293.25円安と下落しました。8日連続安は2009年7月1日から13日までの9営業日続落以来約12年ぶりです。時間外取引で米長期金利が上昇したほか米株価指数先物も下落するなど、米国リスクが投資家心理を大きく悪化させました。7日は大幅反発しました。共和党上院トップのマコネル院内総務が連邦政府の債務上限を12月まで一時的に拡大する案を示し、この問題を巡る警戒感が和らぎました。また、ロシアのプーチン大統領が天然ガスの供給増加を示唆したことで天然ガスや原油等のエネルギー価格が低下し、これに伴い長期金利の上昇が一服したことも安心感に繋がった格好です。
続いて10月11日~15日は、直近の想像以上の大幅な急落に対する一定の自律反発も、本来であれば期待されるところです。しかし、岸田総理大臣が14日に衆議院を解散することで、選挙に突入していくことや、週後半にはFOMCの議事録公表も予定されており、手掛けにくさが一段と意識される可能性が高そうです。

ご参考銘柄はこちら

 

オリンパス(7733)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 内視鏡で世界トップ。治療機器や顕微鏡なども。今年1月にデジカメなどの映像部門を売却し、ヘルスケア領域に集中。22.3期1Qは内視鏡や治療機器の需要が回復。顕微鏡も上向く。通期では最高益・連続増配を見込む。 記:2021/08/16


 

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伊藤園(2593)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 緑茶と茶葉の最大手。茶葉や日本茶飲料に加え、中国茶飲料、紅茶飲料等を製造、販売する。傘下にタリーズコーヒーを持つ。21.4期の売上高は計画通りに進捗。利益は業務改善とコスト削減により計画を大幅に上回った。 記:2021/07/28

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栗田工業(6370)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 水処理装置・水処理薬品の製造・開発等を手掛ける。水処理専業として国内最大手。国内顧客数は約2万件。水処理薬品事業は堅調。M&A効果等で海外受注、売上が伸びる。水処理装置事業は受注増。22.3期1Qは増収。 記:2021/09/12

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岩谷産業(8088)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 産業用・家庭用ガスの専門商社。カセットこんと・ボンベは圧倒的シェア。金属加工品や冷凍食品なども。総合エネルギー事業は増益。家庭用LPガス、カセットこんろ・ボンベは販売好調。21.3期通期は2桁最終増益。 記:2021/07/16

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ラクスル(4384)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 印刷・広告プラットフォーム「ラクスル」の運営が主力。物流の「ハコベル」や広告動画の「ノバセル」も運営する。ラクスル部門は好調。新規獲得順調でリピート購入数は堅調。21.7期通期は大幅増収、黒字転換。 記:2021/09/29

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ギフティ(4449)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 各種eギフトサービスの企画開発、運営等を手掛ける。法人向けが主力。gifteeサービス会員数は173万人。利用企業数は682社。地域通貨サービスは引き合い増加。21.12期2Qは法人サービスが業績牽引。 記:2021/09/29

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モスフードサービス(8153)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 ハンバーガー大手。モスバーガーを全国展開。国内店舗数は1254店舗。WEB会員数は435万人。国内モスバーガー事業は好調。郊外のドライブスルー店舗は堅調な売上続く。増収効果等で22.3期1Qは黒字転換。 記:2021/08/18

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VTホールディングス(7593)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 自動車ディーラー会社。ホンダや日産等の新車や中古車の販売に加え、輸入車販売、中古車輸出、レンタカー等の事業を行う。新車販売台数はホンダ、日産ともに2桁増。中古車販売も伸長。22.3期1Qは大幅増収。 記:2021/08/18

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シグマクシス・ホールディングス(6088)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 コンサルティング会社。企業の人財育成や新規事業開発、M&A等のコンサルティングサービスを提供する。事業への投資も行う。22.3期1Qは小幅増収、大幅増益となった。外注費削減により利益率が増加した。 記:2021/09/27

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サンワテクノス(8137)

 

〈業務内容〉 電機・電子・機械の3分野を取り扱う独立系技術商社。双方向取引が特徴。電子部門の売上比率が高い。電機部門は売上増。産業機械業界向け電機品が牽引。産業機械業界向け電子部品も販売増。21.3期通期は2桁増益。 記:2021/07/06

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銘柄選定基準

 

プライム市場の上場維持基準に適合しているとプレスリリースしている企業の中から、フィスコが抽出した10銘柄を、時価総額が大きい順に掲載

 

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ

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