経済活動再開で期待が高まるリオープン関連銘柄

2021年8月6日

 

経済活動再開で期待が高まるリオープン関連銘柄を詳しく見ていきます。

 

【ご参考】

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米国のテーパリングに注目

まず初めに、米国について触れておきます。株式市場の最大の関心事と言っても過言ではない米国の「テーパリング」決定のタイミングとして現時点で有力視されているのは、11 月ないし 12 月のFOMC(米連邦公開市場委員会)会合です。このシナリオの成否を確認するべく、8月中旬に発表されるFOMC議事録、8 月下旬のジャクソンホールでのパウエル議長の発言には注目しておく必要があります。とはいえ、こうしたシナリオが株式市場に出始めたという意味では、景気不透明感の後退という意味でポジティブに評価することもできるかもしれません。

東京五輪と新型コロナ感染状況

さて話は移りますが、足元では東京五輪が開催されており、連日、日本人選手の活躍が伝わってきています。開会式の視聴率は世帯視聴率で56.4%と驚異的な数値を記録しました。その後の各種目でも高い視聴率となっており、選手たちの奮闘をテレビの前で応援している方も非常に多いようです。一方、デルタ株を含む新型コロナウイルスの感染拡大の状況は、東京都で1日の新規感染者数が初めて4,000人を超えるなど悪化の一途を辿っています。自粛ムードが改めて強まらなければ、さらに状況が悪化してもおかしくありません。日経平均は現在、決算発表シーズンということもあって、積極的に動きにくいタイミングではあるとはいえ、こうした懸念も相まって冴えない推移が続いています。
新型コロナウイルスの感染状況については、ワクチン接種の進展にのみ焦点が当たりがちですが、そもそも「人流」と表現されているように、抑え込みの可否は社会の反応によるところも非常に大きく、状況を予想することは難しいです。ワクチン接種をしたから感染しないと誤解して、活発に活動してしまい、結果的に周囲の人に感染を広げてしまう場合もあるからです。

リオープン(経済活動の再開)への期待

しかし、仮に感染が8 月下旬~9月頃に落ち着き、米国の雇用なども改善に向かえば、決算シーズンの通過も相まって、東京市場も復調に向けて動き出す可能性がありそうです。そこで、今回は株式市場の再始動、そして経済活動の再開=「リオープン」関連として、代表的な銘柄にスポットをあててみたいと思います。基本的には、アフターコロナ関連と同質ですが、飲食関連、旅行関連、陸運、小売りなど、コロナ禍によってダメージを受けている企業が中心となります。その他、相場の停滞の中で物色が一定規模に留まってしまったEV(Electric Vehicle:電気自動車)関連や環境関連の銘柄なども再注目されるタイミングとなる可能性があります。これまでの連載の中で紹介してきたテーマなども振り返りつつ、気になる銘柄をぜひ探してみてください。

今週の相場展望は?

前週(8月2日~6日)の日経平均は、新型コロナウイルスや中国株などの動きに振らされて、引き続き一進一退となりました。週初の日経平均は、7月30日の大幅安の反動から自律反発を狙った買いが入り497.43円高と大幅反発しました。しかし、3日は週明けの米国市場で、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した7月の米製造業景況感指数が市場予測を下回ったため、景気減速懸念から主要株価指数が下落しました。東京市場でも景気敏感株などを中心に幅広く売りが出て、日経平均は反落しました。4日の日経平均も続落しました。4日の米株式市場では、ADP社の7月雇用統計がネガティブ視された他、クラリダ連邦準備理事会(FRB)副議長が資産購入の縮小(テーパリング)や利上げに関する見通しを示したことも要因となり、NYダウは323ドル安と反落しました。しかし、5日の日経平均は好決算銘柄に買いが入り、3日ぶりに反発する展開となりました。
なお、今週(10日~13日)でようやく決算発表シーズンも終わりを迎えることになります。ここにきて米シティが日本株の投資判断を「オーバーウェイト」に引き上げたほか、米ゴールドマン・サックスなども強気の見方を示すなど、海外大手証券から日本株に対する強気の見方も出てきました。とはいえ、目先的にはデルタ株を中心とした新型コロナウイルスの感染状況次第となりそうです。

リオープン(経済活動の再開)関連銘柄はこちら

ENEOSホールディングス(5020)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 石油元売り国内最大手。中東や東南アジアで油ガス田権益を多数保有。原油処理能力は日量約190万バレル。ENEOSでんきの契約件数は約85万件。国内の石油製品マージンは堅調。21.3期通期は黒字転換。 記:2021/06/11


 

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日本通運(9062)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 トラック・海上・鉄道等の運輸事業を展開。国内首位の倉庫面積を誇り、引っ越しでもトップの実績。グローバルネットワーク網が強み。国内ロジスティクス部門は増益。特別利益を計上。21.3期通期は大幅最終増益。 記:2021/05/12

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三越伊勢丹ホールディングス(3099)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 百貨店トップ。旗艦店は伊勢丹新宿本店、三越日本橋店、三越銀座店。国内20店舗、中小型店130店舗、海外31店舗を運営する。21.3期は巣籠需要がECに追い風も、休業や時短営業が影響。海外も休業が響いた。 記:2021/05/12

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エイチ・アイ・エス(9603)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 旅行会社大手。海外旅行が主力。進出国数は業界トップ。ハウステンボスグループ、ホテル事業、運輸事業等も展開。海外旅行事業はさえない。感染症拡大で取り扱いが低迷。21.10期1Qはテーマパーク事業が増益。 記:2021/04/17

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帝国ホテル(9708)

 

〈業務内容〉 明治23年に日本の迎賓館として開業。東京・大阪・上高地で直営ホテルを運営。通信販売、オンラインショップ等も展開。サービスアパートメント事業を開始。ホテル事業は苦戦。21.3期通期は不動産賃貸事業が増益。 記:2021/06/14

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オンワードホールディングス(8016)

 

〈業務内容〉 組曲や23区等を手掛ける大手アパレルメーカー。ジル・サンダーは売却。グローバル事業構造改革に取り組む。直営オンラインストア中心にEコマース売上が伸びる。減損損失は減少。21.2期通期は最終損益改善。 記:2021/05/12

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田中化学研究所(4080)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 二次電池正極材料メーカー。住友化学傘下。粒子形状制御技術などがコア技術。設備増強投資、人員体制の強化図る。リチウムイオン電池向け製品は売上堅調。車載用途は3Qから回復基調に。21.3期通期は損益改善。 記:2021/06/07

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串カツ田中ホールディングス(3547)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 「串カツ田中」を直営、FC展開。関東中心。ファミリーレストラン型串カツ酒場も手掛ける。279店舗展開。4店舗を新規出店。ネット等で冷凍串カツを販売。感染症の影響等で客数は減少。21.11期1Qは業績停滞。 記:2021/04/19

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スターフライヤー(9206)

 

〈業務内容〉 格安航空会社。北九州を拠点に、北九州-羽田、福岡-羽田等の国内6路線、台湾への国際線を運行する。21.3期はコロナ禍による国際便の運休、国内便の減便や運休が響いた。旅客数、座席利用率ともに足踏みとなった。 記:2021/04/30

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駅探(3646)

 

〈業務内容〉 乗換案内サイト「駅探」を運営。法人向けライセンス販売も。22.3期は買収会社が上乗せ。コロナ影響緩和も見込む。中計では24.3期に営業益5億円が目標。北海道でのMaas事業推進でサツドラHDらと業務提携。 記:2021/07/20

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銘柄選定基準

 

リオープン(経済活動の再開)関連銘柄のうち、時価総額が大きい順に上位10銘柄を掲載

 

2021年8月4日時点

 

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ

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