環境問題への取り組み第一歩!脱プラスチック関連銘柄

2021年7月16日

 

環境問題に対する取り組み、脱プラスチック関連銘柄を詳しく見ていきます。

 

【ご参考】

分かりづらい用語はこちらでチェック:LINE証券用語集

 

今週のテーマは「脱プラスチック」

最近では、様々なマスメディアで「ESG」について触れられることが多くなりました。投資の世界だけに限らず、日常生活など一般的にもこの分野について関心が強まっています。今回はその中でも「E」、つまり「Environment(環境)」について見ていきたいと思います。
さて皆様は、プラスチックごみが毎年どのくらい海に流出しているかご存知でしょうか。なんと世界で年間800万トンもの量が海に流出していると試算されています。イメージしにくいと思いますので、一つ比較例を挙げると、東京スカイツリー222基分もの重さとなります。加えて、2050年には海洋中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるという試算もされており、海洋汚染の問題はかなり進行していると考えられます。

プラスチックに対する様々な取り組み

その効果の程は別として、少し前から日本でもレジ袋が有料化されたり、ストロー等をはじめとした身近なプラスチック製品が急速に代替品に置き換わってきており、環境への配慮が具体的な行動となってきています。

国内メーカーも「海洋生分解性」の素材を開発するなど、対処に向けて取り組みを進めています。ちなみに生分解性とは、単にプラスチックがバラバラになることではなく、微生物の働きにより、分子レベルまで分解し、最終的には二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質をいいます。

海洋生分解性に関してよく話題に取り上げられるのがカネカ<4118>の海洋生分解性プラスチック「Green Planet」です。これは、100%植物由来の生分解性ポリマーで、海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE」を取得しています。この認証は、海水中(30℃)で生分解度が6ヵ月以内に90%以上になることを示すもので、環境の観点から優れた素材であることを意味します。こういった環境フレンドリーな素材を各社が開発してきています。

1人1人の行動が重要

ちなみに、プラスチックは袋やスプーン等、目に見えるものばかりが問題視されますが、ファンデーションなどの化粧品にも肌触りを改善するために「マイクロプラスチック」が含まれています。他にも洗顔料や歯磨き粉などにも含まれています。そういった意味で、(1)プラスチック自体の使用量を現状から減らす(代替素材を開発する)(2)自然環境に流出しないように対応策を構築するといった世界的なレベルでの対応が求められるのです。
直近はコロナ禍でイベント自体少なくはなりましたが、過去BBQ等の後にゴミが放置されて問題になった報道も多くありました。行政が対処を行う場合もありますが、放置されたゴミが対処される前に河川に流入したりすることで、環境汚染に繋がってしまう危険性もあります。生態系に悪影響を及ぼしてしまうことが、巡り巡って自分達に悪い結果として返ってくることになることを、1人1人が理解して行動することが環境問題への取り組みの第一歩です。そこで今回は、「脱プラスチック」関連の銘柄に注目してみました。下記の銘柄一覧をご参考にしていただければと思います。

今週の相場展望は?

前週(7月12日~16日)の日経平均は、先週後半の3日間で700円超の大幅な下落となっていたところ、それを週初2日で取り戻す形から始まりました。安川電機<6506>の決算内容なども投資家心理にプラスに働いたようです。14日には、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見ムードだった他、直近の上昇に対する利益確定の売りもあって反落しました。なお、注目が集まっていたパウエル議長の議会証言では、金融緩和の縮小を急がない姿勢が確認されました。ただ、14日の東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が1,149人と、5月13日以来およそ2カ月ぶりに1,000人を超えたことも市場の警戒感を強め、15日の日経平均も続落するなど一進一退の状況でした。
今週(19日~21日)は、取引日数が3営業日となるため、何らかの突発的な材料等がなければ、積極的な動きは限定的かと思われます。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の7月のグローバルファンドマネジャー調査によれば、世界経済の回復が進むと予想する回答は47%で、ピークだった3月調査の91%と比べると投資家の弱気ムードは鮮明です。引き続き新型コロナウイルスの状況なども注視しつつ、連休明けの戦略を考える週となりそうです。

脱プラスチック関連銘柄はこちら

三菱ケミカルホールディングス(4188)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 国内最大の総合化学グループ。アクリル樹脂原料世界1位、炭素繊維世界3位、産業ガス世界4位、エチレン生産国内1位。ヘルスケアの開発費増に加え、機能材料や石油化学の一過性損失計上もあり、21.3期は足踏み。 記:2021/05/28


 

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東レ(3402)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 大手繊維メーカー。ナイロンやポリエステル等の合繊、樹脂等の機能化成品、炭素繊維等を手掛ける。PAN系炭素繊維で世界シェアトップ。21.3期は自動車用が回復の動きも、繊維や機能化学品等にコロナ禍が影響した。 記:2021/05/15

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住友化学(4005)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 総合化学大手。農薬や電池材料に強み。傘下に大日本住友製薬など。シンガポールとサウジに石化合弁。22.3期は石化製品の市況好転を想定。医薬品や農薬、機能材料などの出荷も増える見込み。最終益倍増・増配を計画。 記:2021/05/19

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帝人(3401)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 大手合成繊維メーカー。アラミド繊維や炭素繊維、樹脂等のマテリアルを主力に、医薬品や医療機器のヘルスケア分野も手掛ける。21.3期は医療用防護具やIT事業が好調も、自動車や航空機用の需要低下が影響した。 記:2021/05/11

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カネカ(4118)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 塩化ビニル樹脂大手。コエンザイムQ10のトップ原料製造企業。マーガリンや再生医療関連装置にも注力。アビガンの原薬供給やPCR検査試薬供給、ワクチン中間体製造など新型コロナ領域重点。21.3期は営業増益。 記:2021/06/24

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ダイセル(4202)

 

〈業務内容〉 大手ファインケミカルメーカー。煙草フィルター材料や酢酸誘導品を手掛け、自動車向け軽量化樹脂やエアバックインフレータも展開。酢酸系製品に強み。酢酸セルロース真球微粒子に注力。21.3期実績は大幅最終増益。 記:2021/05/28

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クレハ(4023)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 化学中堅。シェールオイル掘削用PGA樹脂や電池材料などの機能製品に力注ぐ。医農薬や家庭用ラップも。化学製品事業は堅調。慢性腎不全用剤はさえないが、農業・園芸用殺菌剤が伸びる。21.3期3Qは増収確保。 記:2021/04/09

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積水化成品工業(4228)

 

〈業務内容〉 ポリスチレン製食品容器シート最大手。発泡プラスチックや成形品を手掛け、食品容器、土木資材、搬送資材、液晶フィルム用有機微粒子ポリマーなどを展開。主要顧客の英国撤退など工業分野低迷し、21.3期は足踏み。 記:2021/06/30

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ユニチカ(3103)

 

〈業務内容〉 繊維からフィルムや樹脂にシフト。ガラス繊維なども。財務に課題。21.3期はコロナ影響で売上減。だが医療用ガウンや食品用フィルムが好調。コスト削減も効き増益に。22.3期は自動車向け製品などの回復を見込む。 記:2021/05/19

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銘柄選定基準

 

脱プラスチック関連銘柄のうち、時価総額が大きい順に上位9銘柄を掲載

 

2021年7月14日時点

 

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ

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