投資としての金の魅力!金(ゴールド)関連銘柄

 

2021年7月9日

 

投資としての金の魅力と関連銘柄を詳しく見ていきます。

 

【ご参考】

分かりづらい用語はこちらでチェック:LINE証券用語集

 

今週のテーマは「金(ゴールド)」

一般的な「金(ゴールド)」に対するイメージは、アクセサリーやジュエリーに使われる高価なもの、くらいではないでしょうか。しかし、金には宝飾品としての需要以外にも、資産や産業用としての需要があります。これらの需要について説明するには、まず金の特色について説明しておく必要があります。金は多数ある金属の中でも、とりわけ薄く伸ばせる特性があり、加工が容易です。にもかかわらず、腐食(さびなど)にも強い他、導電性なども高いことから、電子機器(部品)等に用いられます。
また、希少性の高さもその特徴の1つです。例えば、世界鉄鋼協会によると2020年の世界粗鋼生産量は、新型コロナウイルスの影響で前年割れとなっていますが、約18億6,400万トンです。一方、金の過去から現在までの累計採掘容量は世界の主要な金鉱山会社によって構成される非営利団体のワールドゴールドカウンシルによると、約19万7,000トンとされています。比較対象や期間は異なりますが、少なくとも金がどれだけ希少性のある金属かは、ある程度掴めると思います。古来から金の希少性は世界的に知られており、世界レベルで共通する代表的な資産とされます。なお、資産としての金は、預貯金や国債などと同様に「安全資産」とされており、株式や不動産などは対極の「リスク資産」として位置づけられています。だからこそ、政治的、経済的な要因で世界的に混乱が生じた際、リスク回避のために「金買い」といった動きが見られるのです。

金の取引手法

ちなみに金の取引を行うには、いくつかの手法があります。一番簡単なものは「純金積立」です。これは、積立という文字から明らかなように、毎月一定金額ないし一定量の金を継続購入する手法です。次に簡単なものは、「金ETF(上場投資信託)」です。普通の上場株式のように4ケタの証券コードを割り当てられており、株式と同じように売買可能です。通常の株式は、個別企業の業績や材料、需給、全体相場の状況など様々な要因を映した値動きをしますが、金ETFは、金価格の推移が最も重要な要因となります。最後に詳細な説明はここでは割愛しますが、名称自体は身近なものの、実際取り組むにはハードルが高いと思われる「先物取引」です。
一点、投資対象として金をみる際に注意しなければならないことがあります。それは、世界の基軸通貨が米ドルだということです。金価格についても、当然米ドル建ての金の価格動向が、基準として見られます。円建てと米ドル建ては、多少の違いがあるとは言え、基本的なイメージは同じです。しかし、為替(米ドル円)の影響で差異がでてきますので、為替の動向を注視する必要があります。

株式投資としての金

なお、これまで金の特性や取引手法などについて説明しましたが、金は株式投資のテーマとして昔から見られています。テーマの盛り上がり方は単純で、金価格が上昇する(=政治、経済などの側面から不安定感が増している局面)と関連銘柄に物色がみられるというものです。金属系の事業や金属リサイクルを手掛ける企業の他、商品先物系の企業などが関連銘柄に該当します。短期資金の関心が集中した際は、大幅な上昇を見せることも多いテーマですので、金価格の足元の推移や先行きなどを見て、波が来た時に乗り遅れないようにしましょう。

今週の相場展望は?

前週(7月5日~9日)の日経平均は、5日の米国市場が休場となるため海外勢の取引も期待しづらいなか、週初から買い見送り気分が強まりました。薄商いの中、出資企業の先行き不透明感から急落したソフトバンクG<9984>や月次動向の不振などを背景にファーストリテイリング<9983>が大きく下落し日経平均の重しになりました。6日の日経平均はやや反発したものの、7日は経済指標の内容から世界景気の回復期待が後退したことを嫌気し下落しました。加えて、上場投資信託(ETF)の分配金捻出を目的とした換金売りを警戒する流れも重しになりました。政府が東京都に4回目の緊急事態宣言を発出する方針と伝わったこともあり、8日の日経平均も下落するなど、週間を通じて冴えない動きになりました。

来週(7月12日~16日)の日経平均は、短期的に戻りを試す展開も考えられるものの、中国の経済指標が相次ぐ他、日銀の金融政策発表や、新型コロナウイルスの新規感染者の推移も気がかり材料となり、基本的には冴えない相場が続くことになりそうです。

金(ゴールド)関連銘柄はこちら

三井物産(8031)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 大手総合商社。金属、エネルギー、機械・インフラ、化学品など事業を多角的に展開。資源関連に強み。エネルギー部門はさえない。販売価格の上昇で豪州鉄鉱石事業は収益堅調。21.3期通期は金属資源部門が増益。 記:2021/05/12


 

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住友金属鉱山(5713)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 非鉄金属会社。鉱山開発や運営、銅や金、ニッケル等の製錬、電池材料や機能性材料の開発、生産を行う。二次電池の正極材で高シェア。21.3期は電池材料事業等で生産調整が影響も、金や銅の価格上昇が寄与した。 記:2021/06/08

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三菱マテリアル(5711)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 大手非鉄メーカー。伸銅品国内首位。銅の精錬・加工、電子材料、超硬工具、アルミ圧延、アルミ缶、ポリシリコンなどを生産。超硬工具の技術力にも定評。21.3期は停滞も、営業利益はコンセンサスを100億円上振れ。 記:2021/06/26

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DOWAホールディングス(5714)

 

〈業務内容〉 製錬部門が主力。環境・リサイクル部門、電子材料部門、金属加工部門等も。高容量記録テープ向けメタル粉で高シェア。環境・リサイクル部門は堅調。溶融・再資源化の処理量は増加。21.3期3Qは2桁営業増益。 記:2021/03/02

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アサヒホールディングス(5857)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 貴金属リサイクルと産業廃棄物処理を展開。デンタルやエレクトロニクス、宝飾など回収分野多岐。鉱石を製錬し、貴金属製品として返却する精錬委託に定評。貴金属価格高止まりや回収量増加で、3Q累計では各利益急伸。 記:2021/03/23

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BuySell Technologies(7685)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 出張買取サービス「バイセル」を運営。着物や切手、ブランド品、貴金属の買取・販売を行う。健康食品や化粧品のカタログ通販も。買取チャネルの拡大図る。出張訪問数は増加。21.12期は大幅増収増益を見込む。 記:2021/04/15

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松田産業(7456)

 

〈業務内容〉 電子部品の不良品などから貴金属を回収・精錬して販売。産業廃棄物の運搬や食品の卸売なども。22.3期は貴金属価格の高止まりを想定。コロナ影響緩和で貴金属や食品の需要も上向く見込み。利益続伸・連続増配を計画。 記:2021/06/06

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佐藤商事(8065)

 

〈業務内容〉 鉄鋼・非鉄金属製品の専門商社。自動車業界向けの売上が多い。鉄鋼事業は伸び悩む。商用車業界、建産機業界向け販売がさえない。21.3期3Qはライフ営業事業が好調。巣ごもり需要等で自社商品販売が伸びる。 記:2021/04/16

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リバーホールディングス(5690)

 

〈業務内容〉 金属リサイクル大手。自動車リサイクルや産廃物処理、家電リサイクルも展開。自治体向け環境コンサルも事業領域。タケエイとの経営統合でシナジー追求。巣ごもり需要拡大による家電受入台数増加で、中間期は利益急伸。 記:2021/03/23

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エンビプロ・ホールディングス(5698)

 

〈業務内容〉 金属、廃プラスチック等の資源リサイクル事業が中核。中古車・部品の輸出販売、再生可能エネルギー発電所開発等も。バイオマス燃料事業は体制強化図る。廃棄物処理は操業安定。21.6期2Qは資源循環事業が堅調。 記:2021/04/12

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日本高純度化学(4973)

 

〈業務内容〉 各種貴金属めっき薬品を手掛ける専門メーカー。リードフレーム用、プリント基板・半導体搭載基板用が主力。21.3期3Qは貴金属価格の高止まりや台湾、シンガポール向けなど輸出の好調で2桁増収。利益はやや足踏み。 記:2021/03/24

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ベリテ(9904)

 

〈業務内容〉 宝飾品専門店チェーン。宝飾品や宝石、貴金属に加え、時計、ファッショングッズを販売。ベリテ、マハラジャ等のブランドを展開。90店舗展開。顧客数は改善。人件費中心に販管費は減少。21.3期3Qは2桁営業増益。 記:2021/03/09

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銘柄選定基準

 

金(ゴールド)関連銘柄のうち、時価総額が大きい順に上位12銘柄を掲載

 

2021年7月8日時点

 

※金融商品取引所又は認可会員が信用取引の制限又は禁止措置を行っている銘柄を除いています
※証券金融会社が貸株利用等の申込制限又は申込停止措置を行っている銘柄を除いています

レポート作成元:株式会社フィスコ

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