国策に期待!再生可能エネルギー関連銘柄

 

2021年5月14日

 

世界中で注目を浴びている再生可能エネルギー関連銘柄を詳しく見ていきます。

参考記事:「4月の相場は堅調なことが多い?注目のテーマも解説!

気候変動サミットにおける各国の発言

4月22、23日に、40カ国・地域の代表が参加する気候変動サミットが開催されました。今回は、新型コロナウイルスの世界的な蔓延に配慮して、オンライン形式で行われました。同サミットでは、初めに米国のバイデン大統領が演説を行い、米国の温室効果ガスの排出量を2030年までに2005年比で50%~52%削減するという目標を表明したうえで、各国に協力とさらなる行動を求めました。

米国だけでなく、日本も菅首相が2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、2013年度比で46%削減すると表明。カナダのトルドー首相も同じく2030年までに2005年比で40%~45%削減する目標を示した他、中国の習近平国家主席も、2030年までに石炭の消費を徐々に削減するとしています。ご存知の通り、中国は人権問題や海洋進出など、様々な問題を巡って世界から孤立感を強めているものの、気候変動対策では協力姿勢を示していることからも、この問題の重要性と規模の大きさがわかります。

中国の気候変動問題の現状

この気候変動問題の状況改善に関して、重要な位置づけとなっている中国は、石炭を用いた火力発電への依存度が高く、2020年の時点で発電全体の60%を占めています。近年、中国は再生可能エネルギーに注力していますが、報道によると、2020年の風力と太陽光による発電量は10年前の10倍近くに増えています。中国に限らず世界的に再生可能エネルギーの増加余地は非常に大きく、今回のサミットで各国が示した削減目標も踏まえれば、「再生可能エネルギー」は長期的なテーマとなる可能性が高いと考えられます。

日本企業の環境問題への取り組み

実際、民間企業でも中期経営計画などで、従来よりも環境問題に対して積極的に取り組む企業が増えています。例えば、JFEホールディングス<5411>は、2021-2024年度中期経営計画を足元で策定しましたが、24年度末の二酸化炭素排出量を13年度比で18%削減するとしています。

国内外の株式市場では、足元でややバリュー(割安)株へシフトする動きが見られます。再生可能エネルギー関連の銘柄は、景気循環株・バリュー株などに区分されているものも多く、決算発表シーズンを通過した後も、こうした動きが継続すれば、改めて関心が再燃してくる可能性がありそうです。全体相場の資金の流れを注視して、物色の波を見逃さないようにしましょう。

 

 

今週の相場展望は?

前週(5月10日~14日)は、11日に今年2番目の大きさ(909.75円安)となる下げ幅を記録しました。11日の急落から、日経平均は連日大幅に下落する展開となりました。インフレ圧力の高まりによって長期金利の先高観が広がるなか、米国でハイテク株やグロース株を中心にリスク回避の売りが広がったことや、新型コロナウイルスの対策強化への警戒感に伴う台湾の株価指数(加権指数)の急落、中東での地政学リスクの台頭など様々な要因が重なりました。

今週(5月17日~21日)は、決算発表がようやく一巡したことで機関投資家も動きやすくなることや、国内外で経済指標が発表されることもあり、引き続き荒い展開を警戒しておく必要がありそうです。

再生可能エネルギー関連銘柄はこちら

出光興産(5019)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 石油元売り大手。昭和シェル石油と統合して規模拡大。燃料油の国内シェアは約30%。石油精製・販売を中心に、石油化学、資源開発なども。21.3期3Qは業績低調。燃料油は原油価格の下落や販売数量の減少が響く。 記:2021/04/11

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コムシスホールディングス(1721)

 

〈業務内容〉 電気通信設備工事大手。IPネットワーク網の構築が柱。電柱地中化やメガソーラー構築も手掛ける。NTTグループが主要取引先。NCC設備事業は受注堅調。繰越高は増加。特別利益計上。21.3期3Qは2桁最終増益。 記:2021/02/08

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ウエストホールディングス(1407)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 太陽光発電インテグレーターで国内最大級。太陽光発電システムの保守監視管理や高圧需要家向け電力供給なども展開。今年に入り大阪ガス、中国電力、東京電力系と提携・パートナー契約を締結し、中間期は大幅営業増益。 記:2021/04/26

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東洋エンジニアリング(6330)

 

〈業務内容〉 エンジニアリング大手3社の一角。石油化学関連プラントを手掛け、エチレンや肥料、アンモニア等のプラント建設に強み。木質系純バイオジェット燃料製造技術を強化。インド向けプロジェクト進捗し、3Q累計は経常増益。 記:2021/02/10

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イーレックス(9517)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 新電力(PPS・特定規模電気事業者)として電力小売、電力卸売、電源開発等を展開。低圧分野の販売供給件数は約21万8000件。低圧分野は販売電力量が増加。キャンペーン等が寄与。21.3期3Qは2桁増収。 記:2021/04/17

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中外炉工業(1964)

 

〈業務内容〉 工業炉で国内トップシェア。熱技術(サーモテック)が核。FPD用熱処理装置、バイオマスエネルギー利用設備等も手掛ける。中国向けステンレス製造設備等を受注。期初受注残高は少なく、21.3期3Qは業績苦戦。 記:2021/02/15

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オリックス(8591)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 金融サービスを幅広く展開。リースや中小企業向け融資に強み。21.3期3Q累計は再エネや金融・保険が堅調。だがコロナ禍で航空機リースや空港運営などの苦戦を補えず。通期でも最終益続落の見込み。減配は回避予定。 記:2021/02/14

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省電舎ホールディングス(1711)

 

〈業務内容〉 工場や小売店舗に照明、空調、冷凍機などの省エネ化を提案。自家消費型太陽光発電システムに力注ぐ。21.3期3Q累計はコロナ影響で受注が冴えず。受注済案件の現地調査や機器設置工事にも遅れ。継続前提に疑義注記。 記:2021/04/17

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東京瓦斯(9531)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 首都圏地盤の都市ガス国内最大手。電力小売やガス機器販売なども。海外ではガス田を開発。21.3期3Q累計は巣籠もりを追い風に電力小売が伸長もコロナ影響による都市ガス販売の減少を補えず。だが原料安が効き増益に。 記:2021/04/10

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銘柄選定基準

 

再生可能エネルギー関連銘柄のうち、直近の決算で売上高伸率が0%以上の銘柄を伸率の高い順に掲載

 

2021年3月15日時点

レポート作成元:株式会社フィスコ

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