知っておきたい基礎知識!チャートの見方【2】

 

2021年4月2日

 

チャートには多くの情報が詰まっています。その見方についてご紹介します。

参考記事:「知っておきたい基礎知識!チャートの見方【1】

「日足」「週足」という言葉はご存知ですか?

前回はローソク足の基礎知識について簡単に解説しました。今回はそのローソク足が集まってできているチャートの見方について、ご説明したいと思います。

ちなみにローソク足は一定期間の相場の値動きを示すものですが、1日の値動きをあらわしているローソク足を「日足(ひあし)」、1週間の値動きをあらわしているのを「週足(しゅうあし)」、1カ月の値動きをあらわしているのを「月足(つきあし)」、1年間の値動きをあらわしているのを「年足(ねんあし)」とそれぞれ呼び、この4種類を一般的には使用します。トレーダーのように日中相場を見続ける方は、「1分足」や「5分足」といったもう少し細かい単位のものも使用することもあるかもしれませんが、「日足」と「週足」の2つが特に使用するローソク足となるでしょう。

ローソク足を同じ本数集めた場合、日足よりも週足の方が、週足よりも月足の方が、長期間の相場の値動きを示すことになります。そのため、例えば月足や年足では相場動向を概観することができる一方、短期的な相場の動きを見るには適していません。このように時間軸にあったローソク足を使い分ける必要があります。

チャートを見てみましょう

それではチャートの説明に入っていきたいと思います。図1、図2、図3はそれぞれ日経平均株価の日足、週足、月足チャートです。全て同じ日経平均株価の値動きを示していますが、表示している期間が異なるためチャート形状も異なっていることがご覧いただけるかと思います。

(図1)日足

(図2)週足

(図3)月足

さてチャートを見る時に最も大事なことは、ローソク足が「右肩上がり」で推移しているのか、「右肩下がり」で推移しているのかを判断することです。具体的に「右肩上がり」なのか「右肩下がり」なのかを判断するにあたって重要となるのが、チャートにローソク足とは別に描かれている「移動平均線」という線です。

移動平均線を使ってトレンドを予測!

移動平均線とは、ある一定期間の終値の平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフです。平均値の算出には最終的なその日(週、月など)の終値を使用するため、日中の株価変動は考慮されておらず、現在のトレンド(方向性)、つまり大きな流れとして株価が上昇傾向にあるのか、下落傾向にあるのかを正確かつわかりやすく把握できるとされています。

移動平均線は、短期・中期・長期の3パターンに分類され、表示するチャートの期間によって平均値の算出に用いられる期間も異なります。そのため想定投資期間に合わせてチャートと移動平均線を使い分けることになります。

例えば日足チャートでは「5日移動平均線(短期線)」、「25日移動平均線(中期線)」と「75日移動平均線(長期線)」の3つの移動平均線が一般的には描かれます。

日足チャートである図1を見てみると、直近の日経平均は下落気味ですが長期線である75日線水準で何とか踏ん張ったということがわかり、ひとまず「右肩上がり」の方向性が崩れたとまでは言えないということになります。あくまで移動平均線のみでの判断ですが、このようにしてトレンドを予想するのに使用できます。

ちなみに、ローソク足が移動平均線を上回って推移しているということは、その移動平均線が対象としている期間に売買した投資家は概ね評価益となっている状態をさし、投資家心理が明るいため上値を追う傾向が多いです。

今週の相場展望は?

前週(3月29日~4月2日)の日経平均は、3月期末配当の権利落ちや米ヘッジファンド「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」を巡る混乱など、様々な要因があったものの、基本的にはバイデン米大統領の2兆ドル規模の新たなインフラ投資計画に対する期待感が相場を支える要因となり、概ね底堅く推移しました。

 

今週(4月5日~9日)から小売企業の決算発表が徐々に始まり、今月下旬からは製造業など中心に決算発表が本格化します。為替市場では円安の流れが続くなか、製造業などについては業績上振れ期待が高まりやすいでしょう。成長が見込まれる企業が物色される流れのなかで、日経平均も堅調な推移が期待できそうです。

レポート作成元:株式会社フィスコ

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