「おうちでおやつ」が増加!好調な「食品スーパー」関連銘柄

 

2021年3月19日

 

巣ごもりで業績が好調なスーパーマーケット。注目のテーマを詳しく見ていきます。

参考記事:「今後はどうなる…プロが語る「日経平均3万円突破」の実態

コロナ禍で「おやつの回数」は増加

突然ですが3月12日が何の日だったか、皆さんはご存知でしょうか。勘の良い方は語呂合わせでわかったかもしれませんが「スイーツの日」とされているようです。

モンテール社が調査・分析を行った「スーパー・コンビニ スイーツ白書2021」には、「コロナ禍」におけるスイーツの消費などに関する情報が記載されており、調査によると、おやつの回数は約 4 割(39.0%)の方が増加し、またスイーツの回数も約 4 人に 1 人(26.1%)の割合で増加したとのことです。テレワークによってオフィスにいる時よりも適宜休憩が取りやすくなったことも背景にありそうです。

またスイーツを食べる理由は、コロナ前であれば「小腹を満たすため」という理由が多かったのですが、今回の調査では「お家時間を充実させるため」や「ストレスを緩和するため」といったメンタルケア的な側面が強まったとされています。

スーパーは巣ごもり需要で業績が好調

さてスーパーマーケット関連の銘柄を見てみると、巣ごもり需要を取り込めた企業の業績は実際に好調となっています。

要因として、外出する回数を減らすための単純な「まとめ買い」需要だけでなく、お家時間の充実といった新たなニーズの発生によって消費量自体が増加したためと、上述の調査結果から推測することができ、今後もこの流れは継続すると考えられます。

なお、スーパーマーケット関連の銘柄の中には、好業績をある程度市場が織り込んでいるため、今後も業績好調が期待できるか否かという観点が非常に重要になってきます。そのため、直近の業績がピークとなるような銘柄に注意しつつ、選定しなければなりません。

スーパーを取り巻く環境にも注目

巣ごもり需要をそれ程取り込めなかった企業についても、コロナ禍という状況を受け、これまで進展していなかった経営の効率化が前進してくれば、出遅れ感より注目される機会が出てくる可能性もあります。

日本は「人口減少・高齢化社会」を迎えています。地域によっては人口の増加が見込まれる場所もありますが、多くの地域では店舗の効率化や独自の戦略を打ち出し、他社と差別化することなどで成長戦略を描くことが求められており、コロナ禍でその機運はさらに高まったとも言えます。

普段利用しているスーパーマーケットを注目銘柄としていくつか掲載しておりますので、ご参考にしてみてください。

今週の相場展望は?

前週(3月15日~19日)は、FOMC(米連邦公開市場委員会)が波乱なく通過したことで米国市場ではリスク選好ムードが強まり、NYダウは過去最高値を更新しました。18日には日経平均も終値ベースで2月25日以来の3万円を回復するなど、週半ばまで動きにくかった分、それ以降は逆に強い値動きとなった格好です。

今週(3月22日~26日)の日経平均は、年度末接近によって機関投資家は積極的な売買を手控えやすく、主要銘柄はやや手掛けづらくなるでしょう。一方で個人投資家主導により相対的にマザーズ銘柄などの中小型株に資金がシフトしやすくなることから、ようやく節目の3万円回復を達成したものの、ひとまず値固めを意識した展開となることが想定されます。

スーパーマーケット関連銘柄はこちら

クスリのアオキホールディングス(3549)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 ドラッグストア中堅。地盤の北陸から出店地域を拡大。食品の品揃えに強み。21.5期上期は巣籠もりを追い風に好調。通期でも最高益を見込む。生鮮のノウハウ獲得を目的に食品スーパーを買収。今夏に新中計を発表予定。 記:2021/02/06

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ヤオコー(8279)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 埼玉県中心に関東で食品スーパー「ヤオコー」を運営。惣菜開発力や食生活提案型の品揃えなどに強み。9月末の店舗数は179。ネットスーパーも拡大。巣篭り需要拡大による来店客の購入点数増加で、中間期は利益急伸。 記:2020/12/15

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クリエイトSDホールディングス(3148)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 大手ドラッグストア。神奈川県を中心に、ドラッグストアや調剤薬局を展開する。スーパーマーケットや有料老人ホームも手掛ける。21.5期上期は会社予想を超過。感染予防対策商品や食品需要の増加が追い風となった。 記:2021/01/17

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ライフコーポレーション(8194)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 首都圏や近畿圏でスーパーマーケットをチェーン展開。三菱商事が筆頭株主。ネットスーパー強化。夙川店等を新規出店。巣ごもり、内食需要の拡大が追い風。新規出店、改装効果等もあり、21.2期2Qは収益好調。 記:2020/12/20

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イオン北海道(7512)

 

〈業務内容〉 北海道のスーパー大手。マックスバリュ北海道と経営統合し、道内でイオン、マックスバリュ、まいばすけっとを展開。防疫商品やイエナカ対応商品を強化、食品は3Q中に250品目の新商品を投入。3Q累計では増収増益。 記:2021/01/13

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ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)

 

〈業務内容〉 イオン系食品スーパー3社が経営統合して発足。関東地盤。21.2期3Q累計は巣籠もりを追い風に食料品や生活用品の販売が好調。販促費抑制も効き増収・大幅増益に。通期計画を上方修正。業績好調を踏まえ特配実施へ。 記:2021/01/16

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バローホールディングス(9956)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 大手流通チェーン。スーパーマーケットを中心に、ホームセンターやドラッグストア、スポーツクラブを展開する。11月末の店舗数は1221。スーパーとホームセンターの伸長により21.3期上期は増収、2倍超の増益。 記:2020/12/28

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アークス(9948)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 大手スーパーマーケットチェーン。事業基盤の北海道と青森県、岩手県でシェアトップ。スーパー事業で9社の子会社を持つ。9月の店舗数は343。21.2期上期は会社計画を上回って推移。スーパー事業がけん引した。 記:2020/11/07

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平和堂(8276)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 滋賀県地盤にスーパー「平和堂」をチェーン展開。ニチリウグループ。飲食店、アミューズメント施設の運営等も手掛ける。21.2期3Qは増収・2桁増益。国内飲食関連事業は食品・日用品など巣ごもり需要拡大で好調。 記:2021/01/23

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ベルク(9974)

 

〈業務内容〉 埼玉県・群馬県を中心に展開する食品スーパー。本社主導型経営が特長。生産性の高さが強み。南関東への出店推進。118店舗展開。松戸河原塚店等を新規出店。惣菜及び簡便商品を拡充。21.2期2Qは2桁増収増益。 記:2020/12/25

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アクシアル リテイリング(8255)
 

〈業務内容〉 新潟県中心にスーパーマーケットをチェーン展開。原信、ナルス等を各地に出店。PB商品の開発に注力。買上点数はまとめ買いの影響で増加。客単価は2桁増。21.3期2Qは2桁増益。内食・中食需要の高まり等が寄与。 記:2020/11/15

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オイシックス・ラ・大地(3182)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 有機野菜や無添加食材をネット販売。同業の買収によって圧倒的シェアに。子会社で移動スーパーも。21.3期3Q累計は巣籠もりを追い風に会員数が急増。人件費を軽々こなし、大幅増収増益に。通期では最高業績を計画。 記:2021/02/13

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マックスバリュ東海(8198)

 

〈業務内容〉 静岡県中心に食品スーパー「マックスバリュ」を運営。旧ヤオハンジャパン。イオン傘下。中国にも進出。ネットスーパーの配送エリアを拡充。マックスバリュ岡崎美合店等を新規出店。増収効果で21.2期3Qは大幅増益。 記:2021/02/02

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マックスバリュ西日本(8287)

 

〈業務内容〉 イオングループの食品スーパー。兵庫県を中心に中国地方や四国で店舗を運営。広島や山口、兵庫で移動スーパーを展開。巣ごもり需要拡大による客単価上昇や販促費抑制効果浸透し、21.2期3Q累計では各利益黒字転換。 記:2021/01/13

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いなげや(8182)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 南関東地盤の食品スーパー。高級スーパー業態やドラッグストアも。イオンが筆頭株主。21.3期上期は巣籠もり消費や内食志向を追い風に既存店の好調続く。値引抑制や広告費削減も効き利益急改善。通期計画を上方修正。 記:2020/12/25

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G-7ホールディングス(7508)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 カー用品「オートバックス」、食品店「業務スーパー」のフランチャイジー国内最大手の持株会社。店舗収益力が強み。精肉事業は伸長。内食需要の拡大やM&A効果等が寄与。特別損失減少。21.3期3Qは2桁増収増益。 記:2021/03/05

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リテールパートナーズ(8167)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 食品スーパー等を手掛ける。山口県地盤の丸久と大分県地盤のマルミヤストアが15年に経営統合して発足。既存店改装で集客力の強化図る。ディスカウントストア事業は収益伸長。増収効果で21.2期3Qは収益好調。 記:2021/02/02

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イオン九州(2653)

 

〈業務内容〉 九州で総合スーパーを展開。ホームセンターも。イオンの連結子会社。20年9月にMV九州、イオンストア九州との経営統合が完了。21.2期は賃料減免で上期苦戦も下期から統合2社が上乗せ。食料品に巣籠もり特需も。 記:2021/01/14

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ハローズ(2742)

 

〈業務内容〉 スーパーマーケットチェーン。岡山県や広島県等の瀬戸内沿岸部で24時間営業が主体の食品スーパーマーケットを展開する。21.2期3Q累計は食料品等の在宅用消費が増加。365日24時間営業の継続等も奏功した。 記:2020/12/25

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オークワ(8217)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 和歌山県地盤のスーパーチェーン。近畿、東海エリアで事業展開。ニチリウグループ。159店舗展開。東海エリアのドミナント強化図る。21.2期3Qは増収・利益3倍増。内食需要の高まりで食料品・日用品が好調。 記:2021/01/23

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関西スーパーマーケット(9919)

 

〈業務内容〉 大阪府、兵庫県中心に店舗を展開する食品スーパー。小型トラックを活用した移動スーパーも。H2Oリテイリングが筆頭株主。富田林駅前店を新規出店。ネットスーパーは売上伸長。増収効果で21.3期3Qは大幅増益。 記:2021/02/02

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銘柄選定基準

 

スーパーマーケット関連銘柄のうち、今期会社予想が増収増益となっている時価総額300億円以上の企業を時価総額の大きい順に掲載

 

2021年3月15日時点

レポート作成元:株式会社フィスコ

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