規制緩和の期待が高まる!オンライン診療

 

2021年2月12日

 

将来的にオンラインでの診察が常識になる可能性も。注目の投資テーマを詳しく見ていきます。

参考記事:「コロナの影響が続く中で注目すべきテーマ3選は?」

広がる「オンライン」の活用

北海道で行われる有名なお祭りといえば?と聞かれれば、多くの人が思い浮かべるのが「さっぽろ雪まつり」かと思います。例年約200万人もの人が訪れる超人気のイベントですが、今年は新型コロナウイルスの影響を受けて、通常形式での開催を断念。その代わりに、史上初のオンライン形式で開催する運びとなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、私たちの身の回りでは様々な物事のオンライン化が進みました。今回注目する「医療」についても、コロナ禍でオンライン化が進んだ分野の1つです。

日本における医療のオンライン化

医療分野におけるオンライン化の必要性については、様々な背景がありますが、日本においては超高齢化社会の進行に伴う人口減少や医師不足が複合的に重なり、急増する医療介護ニーズの増加に対して医療体制が追い付かない状況が地方を中心に問題視されています。その解決策の1つとなりうるのが、「遠隔医療(オンライン診療)」です。

オンライン診療では、物理的に移動が困難な方に対して診察をすることができる点や、病院に受診しに行ったことで別の病気に感染してしまうといった二次感染の防止に役立つ他、仕事で病院に行く時間がとれない忙しい現役世代が受診しやすくなるなど、様々なメリットがあります。その一方、触診などができないため、正確な診察を行うことができるのかといった懸念もあり、これまで国によって一部規制されていました。

規制緩和の方向で議論が進行中

現在、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンライン診療の規制が時限的に撤廃され、初診患者も電話・オンラインによる診療と服薬指導が認められています。今後、一気に規制を取り払うとまではいかないにせよ、菅首相が既に方針を示している通り、基本的には解禁していく方向で話が進んでいます。

医療関連銘柄への投資という観点では、少し前に市場でも大きく注目を集めたPCR検査関連の銘柄に、引き続き短期的な物色局面があるかもしれませんが、オンライン診療は技術の進歩も後押しし、これからの日本において普及してくことが期待されるため、そういった中長期のテーマにも注目をしておくことが必要かもしれません。

なお、この分野には技術開発などの先行投資によって赤字となっている企業も多く、株価の値動きは荒く大きなチャンスがある反面、大きく損失を受ける場合も当然あります。投資の際は、株価水準や決算の内容を吟味するようにしましょう。

今週の相場展望は?

今週(2月15日~19日)は、引き続き日経平均は3万円への意識が高まる状況であることに変わりませんが、目先は29,500円を中心としたやや値幅の出る相場展開になりそうです。決算発表が一巡したことにより、これまで動きを控えていた機関投資家等も徐々に活発に動き始めることが予想され、主力株などを中心に決算内容を再評価する形での相場展開も期待されます。また、米国の政策期待などが支援材料になりそうです。

オンライン診療・新型コロナ検査関連銘柄はこちら

エムスリー(2413)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 医療従事者専門の情報サイトを運営。治験支援や医療人材ビジネスなども。ソニーが筆頭株主。21.3期上期はコロナ禍を背景に同社サイトを通じて情報提供を行う製薬会社が増え、大幅増収増益に。通期計画・配当は未定。 記:2020/11/18

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オムロン(6645)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 制御機器が主力。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計等で世界トップシェア。社会システム事業は売上堅調。駅務システム事業が牽引。販管費減。21.3期1Qは2桁増益。 記:2020/09/12

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JMDC(4483)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 ヘルスビッグデータ事業が柱。遠隔医療事業、調剤薬局支援事業も手掛ける。参入障壁は高い。データ規模が強み。先行投資実施。21.3期2Qはヘルスビッグデータ部門が伸長。取引先健康保険組合数などが増加。 記:2020/12/12

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オプティム(3694)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 IoTプラットフォームサービス、リモートマネジメントサービスを手掛ける。パソコンソフト使い放題等も。Optimal Bizはライセンス数が順調増。テレワーク導入等で需要増。21.3期2Qは最終黒字転換。 記:2020/11/19

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メドピア(6095)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 医師の集合知を共有するウェブサイト「MedPeer」を運営。医師会員12万人超。サービス開発、提携推進。20.9期通期は業績好調。ヘルスケアソリューション事業は伸長。firstcallの契約件数が大幅増。 記:2020/12/13

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メドレー(4480)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 人材プラットフォーム事業が主力。クラウド診療支援システム「CLINICS」を提供。医療プラットフォーム事業等も。人材プラットフォーム事業は顧客事業所数が2桁増。減損剥落。20.12期3Qは最終黒字転換。 記:2020/12/12

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メディカル・データ・ビジョン(3902)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 医療データサービス会社。病院の経営支援システムを提供する。また、蓄積した医療や健康情報を製薬会社や研究機関に提供する。20.12期3Q累計は二桁の増収、増益と伸長。データ活用サービスが堅調に推移した。 記:2020/11/12

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Ubicomホールディングス(3937)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 ソフトウェアの設計・開発を手掛けるITソリューション提供会社。開発拠点はフィリピン。金融、公共、医療、自動車、製造、ロボティクスが重点領域。前倒しで高収益モデルを確立し、21.3期1Qは過去最高益を更新。 記:2020/09/06

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シミックホールディングス(2309)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 医薬品の開発支援で国内首位。受託製造は特殊製剤に力注ぐ。ヘルスケア関連を育成中。21.9期は期初受注残770億円(前期初比4%増)と高水準。コロナ影響が徐々に緩和するとの想定で利益反発を見込む。増配予定。 記:2020/11/18

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MRT(6034)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 医師向け人材紹介サイト「MedRT.com」を運営。看護師・薬剤師などコメディカル向けも展開。医師目線のサービス提供が強み。医師紹介サービスは拡大。常勤医師紹介件数が増加。20.12期3Qは業績堅調。 記:2020/11/22

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島津製作所(7701)【いちかぶ】
 

〈業務内容〉 分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。表情筋や心電から感情を計測するシステムに加え、病気発症メカニズム解明や治療薬開発解析システムを開発。中間期は営業増益。 記:2020/11/09

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H.U.グループホールディングス(4544)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 富士レビオ、エスアールエル等を傘下に収める持株会社。受託臨床検査事業、臨床検査薬事業、滅菌関連事業等を展開。21.3期2Qは大幅増益。受託臨床検査事業は収益好調。がんゲノムなど遺伝子関連検査が伸びる。 記:2020/11/22

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ビー・エム・エル(4694)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 臨床検査受託トップ級。細菌検査に実績。電子カルテや食品衛生、医療情報システム、治験、ゲノム解析も事業領域。新型コロナPCR検査も展開。CDxの共同開発と商業化で米ラボコープと事業契約。中間期は利益足踏み。 記:2020/12/11

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栄研化学(4549)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 臨床検査薬大手。便潜血検査用試薬で国内首位。21.3期上期は新型コロナ検出試薬が大幅増。シスメックス向け尿検検査用試薬も堅調。だが受診控えによる便潜血検査用試薬の減少を補えず。年間1株配30円は維持予定。 記:2020/11/25

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ファルコホールディングス(4671)

 

〈業務内容〉 臨床検査事業、調剤薬局事業が柱。遺伝子検査、食品衛生・環境検査等も手掛ける。クラウド型電子カルテの販売を強化。調剤薬局事業では処方箋単価が上昇。特別損失の減少等により、21.3期2Qは2桁最終増益。 記:2020/11/11

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銘柄選定基準

 

オンライン診療・新型コロナ検査関連銘柄をテーマごとに時価総額の大きい順に掲載

 

2021年2月4日時点

レポート作成元:株式会社フィスコ

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