いま注目されているサイバーセキュリティ銘柄

 

2021年1月8日

 

2021年の相場展望でご紹介しました、緊急事態宣言下で注目の投資テーマを詳しく見ていきます。

多発する大企業へのサイバー攻撃

経済産業省は2020年12月18日に「最近のサイバー攻撃の状況を踏まえた経営者への注意喚起」と題した文書を公開しました。これは、文字通り企業経営者を対象に、サイバーセキュリティの取り組みを強化するように注意を呼びかけるものです。

 

実際、2020年には三菱電機やカプコンなど大企業を狙ったサイバー攻撃が国内でも多発したことは記憶に新しいところです。加えて、オリンピック・パラリンピックに絡んだサイバー攻撃なども観測されており、最終的に開催されるか現時点では不透明な状況とはいえ、無事に開催するためにも「サイバーセキュリティ」の視点は見逃せません。

 

また、同年には米国においても政府機関などが大規模なサイバー攻撃を受け、これにロシアの関与が疑われるなど、非常に大きな問題となりました。この問題に関する被害状況の公表が、2021年に入って広がる可能性もあり、国内外で警戒されています。

緊急事態宣言発令でさらなる懸念も

さて、新型コロナウイルスの猛威は年末年始に収まるどころか拡大する一方となり、再度の緊急事態宣言が発令されました。

 

緊急事態宣言が奏功して感染拡大に歯止めがかかることを願うばかりですが、寒さが増す1-3月は、換気もされにくく、感染者数の増加が止まらないことも予想され、在宅勤務(テレワーク)の再開ないし加速が進めば、サイバーセキュリティの重要性は一段と増すことになります。

 

より大きな話としても、政府は9月のデジタル庁発足に向けて、今月4日から人材の募集を始めています。国や地方自治体などの情報システム統括のほか、マイナンバー制度の改革が進められるわけですが、前述した米国の例なども踏まえれば、デジタル化の進展においてセキュリティは再重要の問題です。

 

サイバーセキュリティ関連は、長期テーマということで、物色頻度は比較的多いほか、テクマトリックス(3762)ネットワンシステムズ(7518)など、調整が一巡しつつある銘柄や出遅れ銘柄も多く、注目してみる良いタイミングかもしれません。

 

他のセキュリティ関連銘柄も下部に記載しておりますので、ご覧ください。

今週の相場展望は?

今週の⽇経平均株価は、急激な上昇によりやや過熱感があることや、新型コロナウイルス感染拡⼤による経済的なダメージもあることから、⼀時的な下落局⾯もあると思われます。

 

しかし、世界的に供給されている潤沢なマネーにより、下落時に買いが⼊ると思われ、下値は限定的でしょう。

 

全体相場及び個別株の調整局⾯の押し⽬では、サイバーセキュリティ関連銘柄を投資対象として検討してみてはいかがでしょうか。

サイバーセキュリティ関連銘柄はこちら

チェンジ(3962)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 工場・建設現場の作業員など働く人のIT化を進めるIT企業。IoT・AIなどで現場の生産性向上をサポート。ふるさと納税のプラットフォームビジネス等も。ビービットへの出資を実施。20.9期通期は大幅増収増益。 記:2020/12/12
 

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サイバーセキュリティクラウド(4493)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 クラウド型Webセキュリティサービス「攻撃遮断くん」等を手掛ける。ストック収益比率が高い。解約率は低い。WafCharmは課金ユーザー数が順調増。攻撃遮断くんは売上好調。20.12期3Qは2桁増収増益。 記:2020/12/12

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HENGE(4475)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 HENNGE One事業が主力。不正ログイン対策やスマホ紛失対策、メールの情報漏洩対策等をクラウドで提供。営業職の増強図る。HENNGE Oneは契約社数が2桁増。低解約率維持。20.9期通期は大幅増益。 記:2020/12/12

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セラク(6199)

 

〈業務内容〉 企業へのITアウトソーシングを展開。農業IoTプラットフォーム「みどりクラウド」や畜産業向けIoTサービス「ファームクラウド」など、農業・畜産系に強み。新たに人材紹介事業も開始。3Q累計では各利益急伸。 記:2020/09/07

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イー・ガーディアン(6050)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 SNSやゲーム、掲示板等の投稿監視サービスを提供。広告人材育成・派遣サービス、デバッグ業務等も。クラウド型サイバーセキュリティ製品開発に投資。ソーシャルサポートは好調。20.9期通期は2桁増収増益。 記:2020/11/11

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SBテクノロジー(4726)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 ソフトバンクグループのIT技術中核会社。システムセキュリティ、企業・官公庁向けクラウドに強み。テクニカルソリューションは売上好調。ソフトバンク向けベンダーマネジメント案件が牽引。21.3期1Qは2桁増収。 記:2020/09/11

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デジタルアーツ(2326)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 セキュリティソリューション会社。Webフィルタリングや電子メールフィルタリングが中心の情報サービスサービスを提供する。21.3期上期は二桁の増収、増益と伸長。企業向けサービスや公共向け製品がけん引した。 記:2020/11/07

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NECネッツエスアイ(1973)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 ICTシステム会社。企業ネットワーク向けのICTシステムやサービスの提供、ネットワークインフラのシステム構築等を行う。21.3期1Qは二桁の増収、営業益は黒字転換。国内施工が拡大。収益性改善策も奏功した。 記:2020/09/12

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テクマトリックス(3762)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 独立系のSI。ネットワークセキュリティ分野に強み。医療機関やコールセンター向けのクラウドサービスも。21.3期1Qは在宅ワーク拡大を追い風にSIが好調。クラウドも順調で二桁増収・大幅増益に。通期計画未定。 記:2020/09/18

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デジタルハーツホールディングス(3676)

 

〈業務内容〉 家庭用ゲーム機やスマホゲームの不具合検出が主力。デバッグ市場は競合大手と二分。日本最大級のゲーム情報サイトも運営。セキュリティのストーンビート社と業務提携。エンタープライズ好調で2Qは過去最高売上を更新。 記:2020/11/10

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TDCソフト(4687)

 

〈業務内容〉 独立系システムインテグレーター。銀行、クレジットなど金融ITソリューションが主力。ITインフラの環境設計等も展開。公共法人ITソリューションは堅調。製造業向け開発案件等が牽引。21.3期1Qは2桁増益。 記:2020/09/11

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ネットワンシステムズ(7518)【いちかぶ】

 

〈業務内容〉 独立系システムインテグレーター。情報通信ネットワークの構築に強み。米シスコ製品が中心の機器販売も行う。エンタープライズ市場は売上堅調。セキュリティ対策やクラウド基盤が伸びる。21.3期1Qは大幅増益。 記:2020/09/13

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銘柄選定基準

 

サイバーセキュリティ関連銘柄を以下の基準でスクリーニング

 

●決算期が2020年8⽉・2020年9⽉の銘柄は前期⽐、それ以外の決算期の銘柄は前年同期⽐で、売上⾼・当期純利益が増収増益の銘柄。

※上記に記載している銘柄の中で、決算期が2020年8⽉の銘柄はセラク(6199)、2020年9⽉の銘柄はチェンジ(3962)、HENNGE(4475)、イー・ガーディアン(6050)。

 

決算期が2020年8⽉、2020年9⽉の銘柄のみ通期の業績を使⽤。それ以外の決算期の銘柄は、直近の発表済みまでの、今期累積売上高・当期純利益の業績を使⽤。

 

※前期⽐・前年同期⽐で売上⾼増減率の降順で掲載

 

2021年1月5日時点

レポート作成元:株式会社フィスコ

重要事項(ディスクレーマー)

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